午前4時起床
僕の趣味のひとつが,文章の書き方本を読む,ことがある。
小田嶋隆さんの『小田嶋隆のコラム道』を読んでみた。
ネットメディアで発表された小田嶋氏のコラムはほとんど読んでいると思う。
その仕事術をコラムでまとめたのが本書。
遅筆のため、連載がとまったりしているので、その謝罪もコラムになっている。
ノウハウ、というよりも、人間小田嶋の著述日記を読んでいる感じ。
興味深かったのは、手書き、ワープロ、パソコンと書く道具が変わるにつれてアウトプットは増えているが,読みやすさは低下しているのではないか,という指摘。
むかしの人は、手書きで書くため,推敲の手間がパソコン時代とくらべて手間がかかった。草稿を朗読して、リズムを整える,という言葉を、肉体を使って整理して脱稿していたという。
僕は大学卒業までは手書き。社会人になってからワープロが普及した世代。
一冊の書籍を書きあげるとき、ワープロかパソコンが必須であると思い込んでいる。
僕は手書き原稿で脱稿した経験ゼロ。手書きしかなかった時代は,書籍を書き上げるということはたいへんな肉体労働だったのだろう。
さっと読了して再認識したこと。
思ったことを言葉にしてそれが他人が読んで,だいたいの意味が伝わって面白い、ということは、ひとつの奇跡と考えてよい。
だいたいの意味が伝わるだけでも立派。
それに加えて、面白い、まで行ったら奇跡。
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最後まで読んでいただき感謝します。
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