こういう思い切った映像表現は、日本でユニークフェイス当事者では想像ができない、と思った。ベイルートでの爆発災害発生から、写真を記録して、発表するまで、きわめて速いからだ。
異文化の仕事だと思う。
企画した報道機関と、協力した当事者の勇気、そして後世にこの惨劇を記録しなければならない、という気概に敬服する。
日本は自然災害が多発する災害列島である。形を変えて、災害がやってきて、外見や容貌に消しがたい傷跡が残ることがあるだろう。
ベイルートの当事者の傷跡の写真から、私たちは、災害を身近にイメージすることができる。ユニークフェイス当事者について考えることができる。