2020年11月5日。永田町の参議院会館で、共同親権プロジェクトの記者会見と、キックオフミーティングがあったので参加してきました。
「共同親権研究会・川崎」という小さな勉強会を主宰している人間として、よびかけ人のひとりに名前を出させてもらいました。
離婚をきっかけに共同親権について関心をもつようになり、単独親権制度を悪用した、虚偽DVによる実子拉致の被害者が多数いることを知りました。
おおくの被害者が孤立しており、周囲の理解を得ることができず、子供が人質になってるために、実子拉致の被害をひろく社会に訴えることできない、と絶望していました。
この大問題について市民が自由に語り合う場として「共同親権研究会」を、友人である田中俊英(一般社団法人officeドーナツトーク代表)と立ち上げました。
主な著作に『顔面漂流記』(かもがわ出版)『自分の顔が許せない!』(平凡社新書)など多数。
離婚したことをきっかけに、家族や離婚について考える機会が増えて、書籍やネット配信記事を読んでいくうちに、いまの単独親権制度のダークサイドが分かってきました。
このダークサイドを解決するためには,共同親権の導入が不可欠。
しかし、共同親権について社会の理解はまだまだ。
私にできることはないかなあ、と思って2020年「共同親権研究会」を友人の田中俊英氏と立ち上げました。
実子拉致の被害者ではないけれど・・・興味があることには接近して学ぶ、当事者と会って話をきく、というのは私の習癖です。
記者会見では、5人の当事者が発言されました。
女性2人、男性3人。
全員が顔と名前をだして、御自身の、実子拉致の被害体験を語りました。
一刻もはやく、親子をひきはなす単独親権制度を廃止し、離婚したあとも、ふたりの親が協力して子育てが可能になる、共同親権の導入を、と訴えました。その発言のなかでも、
単独親権制度では、別居親は,その存在を消されてしまう
という発言は衝撃的でした。
単独親権制度では、離婚すると法的に赤の他人になってしまい、普通の親としての権利がすべてなくなってしまう。
子供がどこに暮らしているのかも隠すことが可能。
こんなとんでもない人権侵害の制度がのこっている先進国は日本だけです。
共同親権プロジェクトでは、
2021年までに民法の単独親権規定を廃し、生来の親子関係を男女平等に維持することを原則とするよう民法改正をする。
という目標を掲げています。
微力ですが、私も協力していきます。
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