7月、週末だけ、書店でアルバイトをしている。
丸1日、書籍や雑誌に囲まれて作業をしている。実は、書店バイトは初めて。やってみて感じたことを少々書きます。
時間が経つのを忘れる。
次々と新刊が入荷されてくる。それを棚に陳列して整理していく。
すごく楽しいわけですよ。
タイトル、装丁、著者名を見ては、ほう、あの人はこういう新刊を出したのか。
普通のお客様はこういう書籍を購入されるのだなー。
売れる雑誌とはこういう雑誌なんだ。
やはりノンフィクションは売れないのだな(笑)
一時期、出版不況についての業界本をざっと読んでいたので、景気の概況は知っていますが、現場で作業をするとよりリアルに分かりますね。
売れる本とそうでない本の二極化。
でも、やはり、私はマイナーといわれるジャンルの書籍や版元が好き。
ハイレベルな編集、装丁でできあがった完璧な書籍を出し続けている版元には尊敬の念を抱きます。
マイナーなジャンルに光りをあてるノンフィクション作家や評論家の執筆活動を、書店でみると、敬礼をしたくなる。
帰宅して育児にもどると、自分の幼年期のことを思い出します。
親からもらった小遣いでいちばん買った物は何か。
本。
その次に買った物は何か。
雑誌。
私という人間をつくったのは書籍なんだな。
もうすぐ書店アルバイトを卒業して、新しい仕事に邁進することになります。それまでしばらくこのアルバイトを楽しみます。