検索したら、こういう情報が↓
http://www.business-i.jp/news/enter-page/enter/200710230012o.nwc
「コンテンツ消滅」などで指摘されたことである。崩壊したあとに声を上げたという印象を受ける。もう若くて優秀な人材は参入してこないだろう。杉並は、コンテンツ産業の末端労働者が多い街である。わたしもその一人だった。飲み屋で、「杉並区議選に立候補してみたい。当選したら、孤独死調査や生活保護をしたい。きっとコンテンツ産業で使い捨てられた人が多数含まれているだろう」と話したことがある。状況は悲惨であるが、団体ができたことは希望である。アニメのプロデューサーをしていた広告代理店の担当者を知っているが、いい生活をしていた。産業構造をどんどん公開していけばよいのである。利益配分の構造を公開していければよい。そこを隠すから、産業として成長が期待できないと思う。
医師の研修医問題と同様で、アニメーターが過労死、または過労鬱病による自殺をし、その責任を追求するために遺族が提訴して、巨額な損害賠償を勝ち取れば労働環境の整備という流れができるかもしれない。そういう事態になるのは時間の問題だろう。
ベテランのアニメーターの年収が100万円とは・・・。手塚治虫がつくりあげた、経営感覚なきコンテンツの大量生産体制、という負の遺産は大きい。これだけ悲惨な労働現場には、優秀な経営コンサルタントも寄りつかないだろう。
アニメといえば、今日、コンビニで立ち読みしたマンガがひどかった。
「少年マガジン」連載の、「賭博覇王伝零」である。顔の右半分が崩壊した、変態的な嗜好をもった老人が主人公と賭博で戦うというエピソードである。売れるマンガのつくりかたの王道なのだろうが、不快である。もっと、普通の人間のグロテスクな深層を表現してほしいものだ。秀作を世に出している福本にはもう少し期待しようと思う。