石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

ユニークフェイス専門出版社をはじめます

 午前 4時起床

散歩 コンビニでホットコーヒーとアンパン。

 

以前から考えていたことのひとつ、やることにしました。

ユニークフェイス専門出版社をはじめます。

 

20年前と違って、当事者がメディアに紹介される機会は増えてきました。

大きな変化です。

しかし、その一方で、あまり変わっていないことがあります。

それは、ユニークフェイス当事者が、自分自身のことを、自分の言葉で書き込んだ、自伝(手記、日記、体験談)がほとんど発行されていないこと。

いくつかよい書籍は出ていますが、その多くは構成ライターの力をかりたものだったりします。商業出版にはいろいろな方法がありますから,構成ライターの力をかりる出版ももちろん、あり、です。

でも、読み手としては、その人の生の声を読みたい、と思います。

お酒でいうと,原酒を味わいたい。

僕は,「顔面漂流記」(かもがわ出版 1999年)から始まっていくつか書籍を刊行する機会に恵まれました。

おそらくですけど,世界で一番、書籍を執筆・編集したユニークフェイス当事者だと思います。

ゴツゴツした生の声を活字にすることもやりましたし(例えば『見つめられる顔 ユニークフェイスの体験』高文研)、構成ライターの力を借りた商品としての書籍を出すこともやってきました(『顔がたり』(まどか出版)。

ここ数年は,電子出版も普通になってきました。

紙の書籍だけでなく、いろいろな方法で出版が可能になっています。

いま書いているブログも、ちいさな声を不特定多数に届ける,という意味でいえば、出版のひとつの形といえるでしょう。

有料コンテンツ配信のためのプラットフォームサービスとしてのnoteもあります。

ユニークフェイスのようなマイナーなテーマを、情報発信するための環境は整っています。

僕が,ユニークフェイス当事者の生の声を編集し,サポートすることで,

次世代のユニークフェイス当事者作家を育てていきたい。

よい書籍をつくれば,100年残ります。

その書籍を読んで、次世代の当事者や支援者、専門家、理解者が育っていく。

そういう流れをつくっていきたい。

まだ見ぬ書き手との出会いを楽しみにしています。

近いうちに,ユニークフェイス出版について、事業内容をまとめて発表します。

まずは、アイデアだけでも書いておきます。

 

まだ見ぬ書き手へ (朝日文芸文庫)

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