石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

日本のユニークフェイス当事者も「submissive」な傾向が強い、と思う。

日本のユニークフェイス当事者も「submissive」な傾向が強い、と思う。
日本社会の差別的な境遇について「submissive」。無抵抗なまま生きることに疲れていく傾向がある、と考える。

カズ・ヒロさんは「日本の文化が嫌になった」とは言っていない(中川 まろみ)「日本の文化が嫌になった」という発言が多くのメディアで取り沙汰された、メイクアップ・ヘアスタイリング部門で二度目のオスカーgendai.ismedia.jp


「submissive」という言葉は日本語では「服従的」や「従順」と訳されることが多いが、英語の辞書で引くと、「always willing to obey someone and never disagreeing with them, even if they are unkind to you」(『ロングマン現代英英辞典』より)などと出てくる。直訳すると、「たとえその人(達)が自分に冷たくても、常に従い決して逆らうことのない状態」といった意味となり、かなり強く「従順」な状態を指している。


誤解してはいけないのが、「submissive」なことによって起こる問題は、一部の才能のある人、専門職や1つの道を極める人など、特定の層に限った話ではないということだ。
日本では、「社会」は国や政府など、“何か上から与えられたもの”であるという意識が強いように思う。社会はすでにそこにあるもので、自分たちが変えられるものだと思っていない人が少なくないのではないだろうか。実際、選挙の投票率の低さやデモの少なさにもそれが表れている。