以前、北欧のハードボイルド小説「ミレニアム」シリーズを全巻読んだことがあります。
面白かったけれども、かなり時間をとられました。
連作小説を読む気力は湧かないのではないか、という気がしていましたが、最近は、「暗殺者グレイマン」シリーズを読んでいます。
川崎の書店で、海外ミステリーで面白そうなモノはないか、と棚を眺めていたら、このシリーズ小説が目にとまった。
書評家北上次郎氏が、高くと評価していたのも選書したきっかけのひとつ。
ストーリーはシンプル。
超人的な能力をもつ特殊工作員が、世界各国の圧殺舞台と対峙して、すべてに勝利して、救うべき人間を救う、という結末。敵だと認識すると迷うことなく相手を殺傷していく。
私が面白いと思ったポイントは、「たった一人で、大組織の暗殺チームに勝利する」。その方法論やマインドが、小説の形式を借りて、書かれていること。
エンタメなので、そんなにうまくいくわけがないだろう、という展開があるものの、ひとりで全戦全勝、というフィクションはたしかに面白い。
最初は紙の本で読んでましたが、3作目からはKindle。ちょっとした細切れの時間で読書をするにはKindleは便利だと再認識。