石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

地理試験、黄金町でインドカレー

横浜でタクシードライバーをするために、必須の地理試験を受験してきました。もちろん合格です。この試験は4年半前に一度受けています。令和元年に、おなじ横浜でタクシードライバーとして働き始めたときに。2回目の受験になります。

この地理試験は、京浜地区(横浜、川崎)でタクシードライバーになるために必須。このテストに合格しないと乗務できません。そして、タクシー会社を辞めたとしても、2年以内に復帰したら、受験免除という制度でもあります。私は2年半、横浜を留守にしていたので受験しなければならなかった。

 試験勉強は面倒臭かったのですが・・・こういう制度ですから・・・勉強しました。さくっと合格しました。2回目ですから、不合格では恥ずかしい。

 この地理試験、最近のニュースで話題になっています。

newsdig.tbs.co.jp

 生まれも育ちも神奈川、横浜、という人にとって、この地理試験は必要ない、と思います。しかし、横浜、川崎などの京浜工業地帯は、仕事を求めて日本中から労働者があつまってくる地域。地理に詳しくない他府県からの移住者がタクシードライバーになることは普通にあります。地理試験のレベルの知識がないと、お話にならない。地理試験には、そういうフィルタリングの役割はある、と思っています。

 もちろん、ナビだけでタクシードライバーの仕事はできません。地理試験の知識だけでも仕事はできない。

 しかしながら、プロドライバーとしての要件をみたすための「何かのハードル」は必要だろう。そういう考えの中で、苦肉の策でつくられた試験なのだろうな、と想像してます。

 個人的には、地理試験が廃止でも構わない、と思っています。試験勉強が終われば頭だけで覚えた知識は忘れていきます。タクドラは走りながら道を身体で覚えていく。

 地理試験を廃止したら、タクシードライバーが増える? そんな単純な理由で、タクシードライバーの人手不足は解消されません。地理試験廃止の是非は、全国ニュースにするほどの事案とは思えない。

 

ランチは、試験会場近く、黄金町のインドカレー屋に駆け込んで食べました。ほうれん草とチキンのカレー。


とりあえず「日替わり」をオーダー。緑色のカレーは初めてだったけれど、美味しかった。