尊敬するノンフィクションライター、高橋ユキ氏が、ノンフィクションをめぐる環境について嘆いていた。
そもそもノンフィクションを書き下ろしで出せる人って
— 🍙高橋ユキ🍙 (@tk84yuki) 2024年9月13日
他の仕事で生活費を稼ぎながら
空き時間でむちゃくちゃがんばったフリーランスの人か
本を書くという時間も給料出て生活していける
新聞社やテレビなど会社に属している人か
って感じになっている
だからいま 新聞社やテレビの人以外がノンフィクション本を出す動機って
— 🍙高橋ユキ🍙 (@tk84yuki) 2024年9月13日
他の仕事をセーブして生活が苦しくなっても、自分がこれを残すことに意味があると思うから、、、
という個人的なものになるのかもしれない
拙著「文筆生活の現場 ライフワークとしてのノンフィクション」を紹介した。
20年前の書籍だけれど、私はこの本を編集して、自分の能力では、専業のノンフィクションライターとして食っていけない、と気づいた。そのあとに、結婚することになって、東京を離れた。それから会社員をしている。
趣味、あるいは、ライフワークとして書く。それが物書きの王道だ、と思っている。
私はいろいろな出会いがあって、ユニークフェイス(外見差別問題)がライフワークになってしまった。労力に見合った対価が得られなくても、このテーマについて考えたり駄文を書くことが生活の一部になっている。
既存の出版社が、ユニークフェイスをテーマにした書籍企画に興味がない、となれば、自分で「ユニークフェイス書房」という軽出版をやればよい。
資金調達はクラウドファンディングをすればなんとかなるだろう。
書店の閉店が増加しているので、読者を育てる環境も悪化している。
人口も減少していくので、読者人口も減っていく。
そういうなかで、マイナーなテーマを書いて発表する。これは新しい冒険だろう、と思う。
1999年「顔面漂流記」を出版したときよりも、私のまわりには多くの理解者がいる。なんとかなるだろう、と楽観している。