ライター仲間のなかで、高額原稿料をとっているイシイさん、という誤解があることが判明。「文筆生活の現場」のあとがきで昨年の収入を公開したのだが、その評価がまっぷたつに別れているようだ。(なんでそうなるの?)
端的にいうと、サラリーマン、従業員を雇用している事業家からみると、私のフリーランス生活の収支は「破綻」しているので、評価の対象にさえなりません。(こうなってはいかんという教訓かな)。
一方、フリーランスライターにとっては定収入が常態化している人(連載をがっちり確保している人、一部の小説家のように月刊状態で自著を出せる人)と、そうでない人(こっちのほうが普通!)との収入格差が顕著であり、その所属階層によって、私の評価が別れているのではないか、と思います。
そういうわけで、ある年齢になると、フリーランスライターを廃業して第2の人生を模索する人が現れます。市場原理が強烈に働いている業界です。流通や価格はそうではありませんが。
私は、きっとずっと自営でしょう。NPO法人を立ち上げているので、かっこよく言えば「社会起業家」(?)。でも、こちらの収支も大変なんですね。
10月から東京大学 医療政策人材養成講座の生徒として東大に通うことになりました。
「患者支援者コース」です。
「医療ジャーナリストコース」も考えたのですが、いまの私にとって緊急性が低いので、「患者支援者コース」にしました。
東大で出会ったひとから、仕事のヒントをつかもうと思っています。