石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

紙媒体の未来 ユニークフェイス情報環境の変革





フリーライターの岩本太郎さんのブログから



http://wind.ap.teacup.com/taroimo/1050.html



ただし、個人的にはこれまでの取材経験などから一つ思うことがある。というのも、これは「インターネット新聞」と呼ばれるものについても含めて感じることなのだが、既存の雑誌なり新聞の関係者の方々が、自らが長らく携わってきて愛着のある紙媒体としてのそうしたメディアが「もはや紙媒体としては成立しなくなったから、そのままの形でウェブに移行させることで存続させよう」と考えているのであれば「そこはあまり期待されないほうがいいんじゃないですか?」ということだ。



 オープンソースというかデータベースとして、インターネットは存在していますから、その適性を知っていれば、紙媒体をそのままネットに移行してもビジネスとしては失敗すると思います。



 ユニークフェイス問題についていえば、新聞記事や書籍で情報発信してきたときと、いまのようにネットで情報を発信している状態を比較すると、メディアの環境としては、いまのほうが豊かになったと思います。



 ユニークフェイスというキーワードを打ち込めば、ブログ、wiki、など多様な情報に接することが可能。この情報接触が保障されていることはたいへんな進歩。ネットが普及していなかった15年前と比較すると夢のようです。ユニークフェイス情報の希少性が薄らぎ、いつでもどこでも、ユニークフェイス問題を知ることができる環境があと10年続けば、ユニークフェイス当事者のなかで静かな意識革命がおきると思っています。(ネットが安価に利用できるという環境がこれからも持続すれば、という条件が必要ですが)



 すくなくとも情報がまったくない、という暗黒時代は終わりましたからね。