石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

ユニークフェイスは人間について考えるキッカケのひとつ

NHKのニュースで,電車のなかで急患が出たときに,周囲に助けを求めたけれども、誰も動いてくれなかった,という記事が出ていました。

News Up 緊急時 あなたはボタンを押せますか? | NHKニュース

(いちおうリンクは張っておきますが,数週間したら、記事は消えるはず)

電車の中で急病で苦しむ人を見かけたことはありませんか。自分が声をかけようか。いやいや、誰かが助けてくれるだろう。いざ、そうした状況になると勇気がいる行動です。いま、女子高校生が投稿したあるツイートが大きな反響を呼んでいます。(ネットワーク報道部記者 目見田健 玉木香代子)

 

 

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やはり、そうなんだと思いながらこの記事を読みました。

 

緊急事態になったとき大多数の人は、助けない。

ということは、作家の辺見庸氏から学びました。

辺見氏は、地下鉄サリン事件に遭遇したときの模様を記録しています。
猛毒サリンガスで痙攣している被害者をみても無表情に通勤していく会社員が多数いたことを、書いている。
こういう人間行動の基本を知っていることは役に立つと思うんです。

いざというとき、大多数の人間は傍観するだけで助けない。 

助けない理由としては,いろいろ考えられます。

 

・用事に遅刻する。

・ほかの人が対応するはず。たとえば駅員。素人は関わらないのが良い

・緊急事態に対応したことがないから躊躇している。

・とにかく関わり合いたくない。

・関わるよりもスマホで記録するほうが気楽

・責任をとる行動は取りたくない

 

よいか悪いかは抜きにして,人間とは緊急時にこういう行動をとる,ということは理解しておくことは大切なことだと思っています。

僕自身も、関わり合いたくない、かかわる必要がない,と判断したことには関わっていません。

ただし,この記事のもとになった女子高生の行動のように、少数ですけど、

助けるために行動する人がいる。それも事実。

少数だけど行動する人はいる。

これも理解しておきたいです。

物事には両面がある。

 

ユニークフェイス当事者として,緊急事態になったとき,「誰も助けてくれないこと」を想定しながらも,「いや、助けてくれる人は必ずいる」、と両面で想定しておくこと。

それが現実だと思うんですよ。

 

嘆かない。絶望しない。

安易な希望は持たない。

現実に向き合う。

助けは必ずやってくる。

現実を変えるためには,行動と発言あるのみ。

 

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