●気になる本 メモ
これからは、暇をどう活用するか、が問題らしい。
http://www.zephyr.dti.ne.jp/~demeken/ptshin1.html
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2005018.htm
日本人にとって美容整形とは「暇つぶし」のひとつではないか、という気がしてきた。
自分の肉体イメージを消費することは楽しい。高級な「暇つぶし」と言えるだろう。
NPO法人と事業体の融合についてヒントとなるコメントがある。
出版不況の構造について、こまかいデータを使わずに説明できている。
大型書店はショーウインドウになり、購入するときはアマゾンなどの通販ということになる。(だって持ち帰るのは重いから)。
ブックオフと新刊書店の両方が、既存のビジネスモデルとしてはたちゆかなくなるのだろう。ブックオフもそろそろ店舗数が飽和していると思う。ブックオフカフェ、のような形をすればいいのではないか。タリーズコーヒーにブックオフ100円本を置いておき、持って帰ってもらうとか。そういうかたちで売れない100円本を「消費」させていくことで、カフェの集客と、書籍の購入促進を図ることは可能かも知れない。カフェでの講演会をタリーズでやるのもいい。
オンブックについてコラム 正鵠をついていて面白い。
http://www.onbook.jp/column_kit.html#top
バロウズ本、とてつもなくハイレベル。よくここまで読み込み、調べたものだ。バロウズの本を読んだことはないが、この本は一読の価値有り。自由とは何か、という考察は、立岩真也のそれよりも秀逸だと思うのは私だけかな。
●書評のサイト レビュージャパ
http://www.review-japan.com/index.html
●件のパロマの本社は名古屋
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060723/mng_____sya_____000.shtml
愛知に本社がある老舗には、わが出身校、愛知県立愛知工業高校の卒業生が就職していることだろう。http://www.aichi-th.aichi-c.ed.jp/
東海地方でもっとも伝統のある工業高校なので。俺の同級生が対応に追われていると思う。
●絲山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」読了。感激したのは天才宣言の文章だったのかも。「イッツ・オンリー・トーク」は、私には必要がない小説だ。
●英語の原書を読んでいる。世界は広い。ユニークフェイス問題研究の最前線をかいま見ることができた。この水準に日本の研究者が到達するためにはあと何十年かかるのだろうか。
http://d.hatena.ne.jp/uniqueface/20060723/1148990549
要旨への補足
この書籍
The Psychology of Appearance (Health Psychology)(PAP)
Rumsey, Nicola /Harcourt, Diana /Publisher:Open Univ Pr Published 2006/02 US$39.95
では、さまざまな顔面症状に関するデータが縦横無尽に駆使されている。
血管腫、口唇口蓋裂、脱毛症、白斑・・・・こういった症状をもった当事者を対象にした研究データが、概観できるため、病気や症状を越えた共通性が見えてくる。
私がずっと主張してきた、その当事者の顔の疾患や傷害の種類は異なっても、社会から受ける状況は共通している、ということが、緻密に論証されている。
このようなことは、日本の当事者にほとんど伝わっていない。たとえば、血管腫当事者と脱毛症当事者の共通点を、それぞれの当事者が気づいていない。日本の研究者もそのことをきちんと社会に伝えきっていない。日本の研究者による翻訳出版を待望している。(というか翻訳作業は進んでいると思う。あと5年以内に翻訳がでてほしい)
●追記 日本のユニークフェイス関連研究者が執筆した論文のリストをまとめておく必要あり。