石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

新型コロナウィルス危機のなかで、ユニークフェイス当事者は、もっともっと遠隔でつながるべし

新型コロナウィルス危機がすさまじい。
世界中で感染者が増え、死者の数が積み上がっている。
医療関係者の犠牲者も増えている。
いまや、世界中のメディアのトップニュースは新型コロナである。
世間話の枕は、新型コロナによる不況や健康不安になっている、と言っても過言ではないだろう。
したがって、ユニークフェイス問題という、マイノリティのなかのマイノリティ問題(わたしは「スーパーマイノリティ問題」と呼んでいる)は、ほとんど関心を寄せられなくなっている、と思う。
もともと、社会から関心を寄せられなかった問題なので、通常の関心レベルになった、とも言えるわけだが・・・。
いま私も個人的には、新型コロナの影響による不況と向き合って、売上げをたてるためにどうしたらよいのか、普通の市民として頭を抱えている。
50代なので、感染したら重症化して、死亡するリスクが、若者よりも高い。
免疫力をあげるために、食事と睡眠、運動に気を遣う生活をするようになっている。

しかし、である。
景気の動向や、感染症の蔓延に関係なく、ユニークフェイス問題は厳として存在しており、その問題にひとりでむきあっている当事者がいる。
この事実は変わらない。
そして、ユニークフェイス問題があるかぎり、このblogは更新され続ける。
新型コロナウィルス危機によって、コミュニケーションのかなりの部分はリモートで対応されるようになるだろう。対面のコミュニケーションが減少していく。
ユニークフェイス問題にとりくむ組織、個人も、その動きになっていくと思う。
これはどういうことだろうか。
実質的に、「ひとりで発言する」ことが重要になるし、それが日常になる、ということだ。
パソコンやスマホを前にして、
自分の顔と、自分の言葉で、コミュニケーションをとっていくことが、日常化していく。この環境に適応することが、サバイバルするための鍵になると思う。
これまで、首都圏などでユニークフェイス交流会を企画してきた。
問い合わせのなかには、
遠隔地なので参加できない、地方でも企画して欲しい、という声があった。
新型コロナウィルス危機が終息するまで、ネットでの交流会をメインにしていく。
これはウィルスの感染リスクを避けるために、普通の判断だと思う。
したがって、遠隔地だからユニークフェイス交流会に参加できない、と言っていた当事者には、どしどし参加して欲しい。
スマホがあれば、参加できる。
あとは、ひとりひとりの参加する意欲だけだ。
私たち、ユニークフェイス当事者は、スーパーマイノリティである。
ほかのマイノリティ(女性、障害者、被差別部落、外国人)のように、
つながる機会が少ない。
いまやネットでさまざまなコミュニケーション・ツールがある。
これを活用して、つながることで、人生の先輩の当事者から学び、サバイバルしていくスキルを身につけて欲しい。
連絡をまっている。

合い言葉はユニークフェイス!!