「虚偽DVは無い」と言う専門家は、「交通事故は無い」という警察官のようなものだ。
「虚偽DVは無い」と言う専門家は、
「虚偽DVはあってはならない」という独自の信仰を告白しているのであって、事実を語っているわけではない。
「虚偽DVは無い」と言う専門家は、
虚偽DVがあると困ってしまう社会的立場にある人であって、それは大人の事情だよね、という話だ。
しかし、虚偽DVを口実に誘拐(拉致・連れ去り)された子どもの立場にたつと、無慈悲な人権侵害である。
カウンセラーのように、クライアントとの共感が仕事になっている専門家は、真実よりもクライアントの語りを信じる。それがミッションであり、職業倫理の生命線だから。
したがって、その専門家が「虚偽DVがない」と言うとき、それは顧客サービスを語っているのであって、真実とは違う。