石井政之の作業場

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ユニークフェイス当事者の、差別に遭遇したときの対処能力の個人差について

ユニークフェイス当事者には、個人差があります。
とくに、差別に遭遇したときどうやって対処するか。この個人差が大きい。

 

 

どうしていいのか分からないとパニックになる当事者。
にらみ返す当事者。
笑顔でかわす当事者。
すべて無視できる鋼の精神の持ち主の当事者。
ストレスが蓄積して,精神疾患になる当事者。
すぐに友人にひどいめに合ったとしゃべってストレスを発散する当事者。
親に報告すると,親が怒って差別した人間に抗議をしてくれる当事者。

いろいろいます。


個人的には、差別の対処がうまいか、下手かについて、世代の格差はあまり感じてません。

世代格差よりも、個別の家庭環境の格差を感じます。
とくに学歴。言語能力の差が,カミングアウトや、周囲に理解者をつくる能力につながっていると感じます。

そして、家族の、当事者をまもる力。

 

差別されたというだけで,差別に負けてしまい
心身共に疲れ切った当事者は、サバイバル技術がない、のではないか、というのが私の仮説です。
無防備状態では,心身共に消耗しますから。

 

ユニークフェイスへの差別は社会問題。
しかし、社会はそう簡単には変わらない。

かわらない差別のある社会のなかで,当事者はサバイバルしていかないといけない。

そういうサバイバル技術の継承については,僕もまだ整理ができていないので、言葉にしていこうとおもっている。

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最後まで読んでいただき感謝します。

 

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