引越の準備をしている。
横浜市内から横浜市内の引越。
これまで経験した中でもっとも近距離の引越だ。
社会人になってから平均すると2-3年に一度くらい、引越をしていると思う。
引越をほとんどしない人にとっては
どうでもよい話だろうが、引越のノウハウを少し書く。とくに荷造りについて。
引越は1-2ヶ月前に決定する。
準備は1日30分程度。準備期間が30日ならば15時間だ。
30分、何をやっているのか。
断捨離の作業である。
日頃から所有するモノは少なくするように心がけている。
それでもひとつの場所に2年も住めばモノは増えてしまう。
それを引越前の容量まで減らす。
かさばるものとして、
はじめに衣服を捨てる。過去1年でほとんど着なかったモノは捨てる。
ファッションに興味が無いので、これは捨てやすい。
残った衣服は大型ビニール袋などに分類する。
夏もの、冬もの、災害発生時のための衣服など。
布団は持っていない。
日頃から寝袋で寝ているので、寝具はきわめてコンパクトだ。
第二に、資料を捨てる。
不要になった書籍や資料を捨てる。
重要な資料は、PDFにするか、封筒のなかに放り込んでおく。
重要な書籍は段ボールにまとめる。
第三に、プラスチックケースに分類する
家具は机と、組み立て式の棚。それ以外持っていない。
パソコンやキーボード、レコーダー、データ保管のためのハードディスクは、
透明のプラスチックケースに分類してしまう。
以上の断捨離作業を、1日1時間程度やるぞ、と思いながら、
繰り返し作業をしていくと、なんとなくモノが減っていく。
そして引越作業の当日を迎える。
最終的な目標は「押し入れの上段」に収まる程度に、モノを減らすこと。
ここまで書いてきて、これは定住者の引越ではない、と気づいた。
旅人の感覚だ。
「押し入れの上段」に収まる程度の荷物とは、
ハイエースのような貨物自動車の荷室に収まる物量である。
1人暮らしのオッサンにとって、
ハイエース1台、1DK程度の空間があれば、
自由に移動できる住環境が整う。
以前からそう思っていた。
自分がイメージする生活をかなり具体化しているのだろう。
引越の荷物の全体像がみえてきた。かなり無駄なモノが多い。中途半端な断捨離だった。