昨夜は新宿にて、作家の若桜木虔さん、ブロガーの山本一郎さん、編集者のバーバラ大内明日香さんといった面々と会ってきた。みな初対面。
こういうイベントである↓。
★10月9日(体育の日)ネイキッドロフト
出版評論~Live版 第9刷
「マンガを読んで小説家になろう!」
なぜ、小説家志望者は本を読めと言われるのでしょう? マンガばかり読んでいては小説家になれないのでしょうか? そんなことはありません! むしろ、売れっ子作家になりたければ、「高度に商業化されたストーリー」を持つマンガから物語作りを学ぶべきなのです。
「字の本は偉い」という風潮に真っ向から反対する出版評論家・バーバラこと大内明日香と、速筆と過激な言動で知られる作家・若桜木虔が「マンガを読んで小説家になる方法」を伝授します。小説家志望者・ライトノベル作家志望者・マンガ原作者志望者必見のイベント。若桜木虔、ロフト初登場です! はたしてどんな発言が飛び出すのやら。
入場料1000円(飲食別、+1ドリンクより)
open 18:30 / start 19:30
新宿・ネイキッドロフト http://www.loft-prj.co.jp/naked/
出版評論社ホームページ http://bestseller.shop-pro.jp/
若桜木虔ホームページ http://members.jcom.home.ne.jp/wakasaki/index.htm
小説執筆のノウハウが山盛りで非常に有益だった。NPOコトバノアトリエの面々にも参考になる話しだったのではないかと思う。
売れっ子作家の行動パターン、執筆パターン、その商売根性などをきちっときけたのが収穫。テレビや文芸誌での姿勢はすべてポーズであると考えていい、という発言、説得力ありました。
この会場で映画「ユニークフェイス・ライフ」の上映をさせていただきたいと店長にお願いすることができた。実現するとよいのだが。
まことに残念ですが…―不朽の名作への「不採用通知」160選 (徳間文庫)
- 作者: アンドレバーナード, Andr´e Bernard, 中原裕子, 木原武一
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2004/01
- メディア: 文庫
日本ジャーナリスト専門学校の授業のためのメモ
●バーバラさんが公開した「文章を書く習慣のない人が小説が書けるようになるための方法」。
(1)1日1コ、ピーナッツを食べる。これを1年続ける。
1日ひとつ小さなことを実行するという意味。なんでもいい。コツコツ続けること。
(2)ブログ1日数行でもいいからつける。これを1年続ける。
(3)好きな作家の文章をそのまま書き写す。
その小説のすべてでなくてもいい印象的なシーンだけでもいい。原稿用紙でもいいし、キーボードで打ち込むのでもいい。非常に勉強になる。
●読む力と書く力
読むことが好きな人と、書くことが好きな人とは違う。
作家は書くことを最優先して時間をつかう。
インプットは重要だが、書くことを優先すること。
プロ作家は2カ月に1冊の書籍を書く。1冊350枚(400字原稿用紙で)
●書く行為のシステム化
プロ作家は書く作業をシステム化している。そうでなければ、年間6冊以上の書籍を刊行できない。
また、生きのこる作家はすべて多作である。
書くことのシステム化と「物語の創作のシステム化」に失敗した作家はみな第2作、第3作が書けないまま消えていく。その数、新人賞を受賞した作家の99%以上。森村誠一氏によれば500人に1人が生きのこる。
●作家になることと大工になること
大工になるために必要なことがある。作家になることもそれと同じくらいの困難さがある。特別な才能がないとなれない、という仕事ではない。1生に1冊の書籍を刊行することは絶対に可能。
売れ続けている作家に共通しているのは、「執筆中毒」的な症状を呈しているということ。書かずにはいられない、という衝動がある。
●若桜木先生の経験
若桜木虔先生は1日100枚書いたことがザラであるが、デビュー当時の33年前はそれくらい普通だった。最高で1カ月で肉筆で2800枚執筆したことがある。このときのコツは油性ペンを使うこと、書くことをやめない、途中でペンを止めると原稿用紙がにじんでしまうから!
早朝3時起床で午前10時までに40枚を書くのがパターン。