石井政之の作業場

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ユニークフェイスとフェミニズム---昨夜TBSラジオで田嶋陽子先生のフェミニズムについて聴いていた。

昨夜TBSラジオ田嶋陽子

先生のフェミニズムについて聴いていた。

www.tbsradio.jp

この田嶋先生の師匠が、駒尺喜美という学者。駒尺先生は、顔にアザのある女性の手記を、その著作『女を装う』のなかで紹介している。
私は顔にアザのある女性の手記を『顔面漂流記』にて解説した。
そうなると、ユニークフェイスの女性当事者のカミングアウトは、フェミニズムの影響を受けている、という側面もある。

 

田島先生の著作は未読なので、読まないといけない。

どうして私はこんなに生きづらいんだろう。母から、男から、世間から受けてきた抑圧。苦しみから解放されたくて、闘いつづけているうちに、人生の半分が終わっていた。自分がラクになるために、腹の底からしぼりだしたもの―それが“私のフェミニズム”。自らの体験を語り、この社会を覆い尽くしている“構造としての女性差別”を解き明かす。すべての女性に勇気と希望を与える先駆的名著。

 

人権運動、民主主義とユニークフェイス当事者運動をつなげる、という観点がなかったことが、わたしのダメだったところだろう。

 

『週刊新潮』2019年12月19日号書評 | 新聞・雑誌 | 田嶋陽子 オフィシャルサイト

 

人口の半分の女性が差別とたたかっていて、おおきな変化がない。ということは、ユニークフェイス当事者の差別がなくなるためのたたかいは・・・。

 

愛という名の支配 (新潮文庫)

愛という名の支配 (新潮文庫)

  • 作者:田嶋 陽子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/27
  • メディア: 文庫
 

 

 

女を装う―美のくさり

女を装う―美のくさり

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 1985/06
  • メディア: 単行本
 

 

 

顔面漂流記―アザをもつジャーナリスト

顔面漂流記―アザをもつジャーナリスト