この田嶋先生の師匠が、駒尺喜美という学者。駒尺先生は、顔にアザのある女性の手記を、その著作『女を装う』のなかで紹介している。
私は顔にアザのある女性の手記を『顔面漂流記』にて解説した。
田島先生の著作は未読なので、読まないといけない。
どうして私はこんなに生きづらいんだろう。母から、男から、世間から受けてきた抑圧。苦しみから解放されたくて、闘いつづけているうちに、人生の半分が終わっていた。自分がラクになるために、腹の底からしぼりだしたもの―それが“私のフェミニズム”。自らの体験を語り、この社会を覆い尽くしている“構造としての女性差別”を解き明かす。すべての女性に勇気と希望を与える先駆的名著。
人権運動、民主主義とユニークフェイス当事者運動をつなげる、という観点がなかったことが、わたしのダメだったところだろう。
『週刊新潮』2019年12月19日号書評 | 新聞・雑誌 | 田嶋陽子 オフィシャルサイト
人口の半分の女性が差別とたたかっていて、おおきな変化がない。ということは、ユニークフェイス当事者の差別がなくなるためのたたかいは・・・。