共同親権についての議論が熱い。
嘉田由紀子議員のインタビュー記事が素晴らしかった。
法制審議会について考える機会が増えました。
審議会は、昔から、官僚が流れを作り、結論もきめて進行する儀式だと考えています。
20代のときに、薬害を取材するために、中央薬事審議会について調べたことがあります。
そのとき審議会の制度が、官僚のコントロールのもとにあり、第三者機関としての役割を果たしていないことを学びました。
25年たっても、審議会制度の、本質に変化はない、と思っています。
では、市民は法制審議会に何を期待したら良いのか。
審議会に、始めから期待しない。
審議会の議論を監視して、市民の声を反映させる、という強い市民運動、ジャーナリズムが必要だ。
抗議と疑問の声をあげていかないと、官僚のシナリオ通りの結論がでてしまいます。
官僚は、これまでの法制度にミスがあったかのような議論や結論をかならず避けます。
そのために必要な人選をして議事進行をしている。
それが日本の官僚のノウハウ。
これで100年以上、日本国民を統治しているわけです。
法制審議会の委員のなかで、沈黙している役人こそが、最終的な決裁権をもった権力です。