石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

性格を変えることは難しいが、行動をちょっと変える、それはできる

ユニークフェイス当事者に、よく話していること。

「行動が大事だ。

やりたいことは、やったほうがよい。

なりたいものになるために、ちょっとだけ行動する。

それが人生だ」

という自己啓発のようなことを語っている。

「性格を変えることは難しいが、行動をちょっと変える、それはできる」

 

この「ちょっとだけ」が大事だと思っている。

 

いきなり理想どおりは行動できないから。

ちょっとだけやってみる。

それでうまくいかないときは、ちょっとだけ休む。

そのあとに、もう一度、ちょっとだけやってみる。

すると、ちょっとだけ、うまくなる。

ちょっとだけ、自信がつく。

 

顔について悩んでいる。

じゃあ、ちょっとだけ石井政之の動画を見てみるか。

女性ならば、ちょっとだけ化粧をしてみるか。

ちょっとだけ行動しても、何も変わらない。

そのときは、変化がおきない。

でも、それを何度も、何ヶ月も、休みながら繰り返しているうちに、変化がでてくる。

 

追記 2025/10/05

 

社会は変わらない、という当事者がいた。

「変わるよ。たとえば、300年前、仕事で失敗した武士は切腹させられた。いま仕事で失敗しても切腹する人は、ひとりもいない」。

「変わるよ。たとえば、100年前、意欲があっても、ふつうの女性は企業に正社員として就職が難しかった。いまはやる気があれば正社員になれる」

お互いに笑った。

「社会はゆっくり変わる」 

 

社会を変えるのは難しい。

そのまえに、自分の人生を変える。

自分の人生を変える勇気がない人は、どうしたらよいのか。

疲れているのだから、勇気が出るまでゆっくり休めば良い。

 

追記 2025/10/10

「社会は変わらない」と言うユニークフェイス当事者の多くは、自分の人生を変えるための努力、行動をしていない。

ちょっとだけ、行動してみる。それだけで、人生は面白くなるのだけれど。

 

100年前にカモフラージュメイクはなかった。いまのように化粧品の選択肢は多くなかった。100年前、赤アザのある女性たちはノーメイクで生きていた。技術革新による、個人の生活の変化を、私たちは忘れる。100年前のユニークフェイス当事者について想像できなくなっている。