昨日、専門学校で「希望格差社会」をテキストに授業をしたばかり。軽い気持ちで「少子社会日本」を購入して、読み始めた。これはスゴイ! 「魅力格差」によって、もてない人(男女ともに)はまったくもてないために未婚、非婚者が増大する現代日本を的確に描いていると思う。
おもしろかったのは、日本人男性が外国人女性と結婚する数が増えていることにたいして、日本人女性が外国人男性と結婚する数はあまり増えないという事実。
日本人女性にとって結婚とは、生活水準の維持または向上でなければならない。世界最強の個人消費を誇る日本人女性にとって、外国人男性との結婚とは、欧米のビジネスマンということになることが推察される。この問題は、もっと考えてみたい。
希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (ちくま文庫 や 32-1)