石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

映画「ウォンテッド」の軽いノリから「タクシー運転手」につながる

映画「ウォンテッド」を鑑賞。(amazon primeで無料視聴ができる。Amazon恐るべし)

軽いノリの映画のわりには、キャストが豪華。なんとなく視聴を始めたので、内容は期待していなかった。

主人公のさえない会社員の心理描写はよく出来ていた。

暗殺組織にスカウトされて、腕を磨き上げていく過程で、心身が引き締まっていく。

面白くなってきた。

ラストでは、「父殺し」を経て、自立した精神の持ち主になる、という流れ。

会社からも、暗殺組織からも、依存しないで生きる、という結末。

エンタメに、成長物語は必要ないような気もするけれど、自立してきたはずの、アンジェリーナ・ジョリーが、組織の崩壊と同時に、暗殺者としての自分の終わりを決意するシーンはみどころ。

映画「ウォンテッド」 劇公開用予告DVD 収録内容-予告編 - YouTube

 見おわったあと、この映画の解説を、町山智浩さんのラジオ番組で聞いたことを思い出した。

 忘れているようでいて、かなり、ラジオからの音声情報が頭に残っている。

 ラジオのある生活から、見たい映画の選択が決まっていると感じる。

「ウオンテッド」に登場したドイツ系の俳優の演技にひっかかるものがあったので、調べてみると、光州事件を舞台にした韓国映画に出演している。

「タクシー運転手」。これは必見の映画のようだ。

【町山智浩映画時評】今年のベスト!映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』 - YouTube