コロナ禍(ころなか)という表現が、日本語としてこなれていない、と思うので、「コロナ災害」と書いてみた。
災害なので、天災か、人災か、どちらかだ。
コロナの場合は、公衆衛生上の問題でもあるので、天災と人災の複合的な災害だろう。
1年たって、手取り収入は激減した。しかし生存できる程度には、収入がある、という感じだ。
タクシードライバーは、街の変化、動きを観察する仕事でもある。人の動き、営業収入を比較すると、1年前とは別世界になった、と判断している。
飲食店の営業自粛。大企業のリモート勤務の徹底。関係する事業のダメージが目に見えている。大手外食チェーンは、不採算がわかった店をどんどん閉店させている。高齢者が小さく経営してきた飲食店も廃業、閉店が続く。
昨日、新宿の街を少し歩いた。人の動きの少なさに衝撃を受けた。平日の昼閒とはいえ、これだけ人がいない新宿は初めて見た。新宿=雑踏、だったけれども、雑踏がない新宿だった。
東京は緊急事態宣言が5月末まで。神奈川県では、まん延防止等重点措置が5月末まで。
東京五輪が中止でも開催でも、景気がよくなる可能性はないだろう。
政府が中止と宣言しなくても、海外の有力選手団が、コロナ感染状況をみて不参加表明するのは時間の問題だ。もちろん外国の政府もその不参加表明という判断を支持する。
「東京五輪、事実上の中止」は確定だ。
8月以降、コロナの感染者数が激増していたら、欧米と同じ水準の死亡者がでるかもしれない。
そうなれば、ますます不況が拡大して、戦後最悪の経済不況がさらに長期化する。
個人的にも、この不況をどうやってサバイバルしたらよいのか、考えている。