2021-7-14 午後5時過ぎ。
実子誘拐(拉致・連れ去り)に抗議するハンガーストライキをしているフランス人、ヴィンセントさんに会いに行ってきました。
現場は千駄ヶ谷駅の改札を出てすぐ。
ヴィンセントさんは取材を受けている真っ最中。
私はヴィンセントさんと面識がないので、まわりに立っている関係者に挨拶。
共同親権の国家賠償請求訴訟や、共同親権研究会ユニークトークなどのイベントで顔見知りになった、実子誘拐(拉致・連れ去り)の被害者男性たちがいたので、声をかけて、状況を教えてもらいました。
政治家は、ほとんど、来ていない。7月14日の朝に、渋谷区議会議員が来たくらいだという。
本日は朝のご挨拶が終わった後、千駄ヶ谷駅でハンガーストライキをされているフランス人ヴィンセント・フイショさんにお話しを伺いに行きました。日本では、共同親権は法的に認められていません。
— すだケン@渋谷区議会議員 (@sudaken_shibuya) 2021年7月14日
この状況を解決するには法律の改正が必要ですが、区議として何ができるか模索していきたいと思います。 pic.twitter.com/srSX56GsPc
取材のあいまに、ヴィンセントさんと握手をして、「がんばってください」と声をかけさせてもらいました。
ヴィンセントさんは、すぐに次の取材対応へ。
千駄ヶ谷駅の近くは代々木。代々木といえば日本共産党の本部。しかし、共産党の議員が、ヴィンセントさんの様子をみるとか、議論をするために来ていない、と関係者から確認しました。共産党は、共同親権に反対する立場なので、ヴィンセントさんと議論をするためにハンスト現場に来るんじゃないか、と淡い期待をもってたのですが。
国会議員も、ヴィンセントさんのハンスト現場には来ていない。(実子誘拐(拉致・連れ去り)の被害を嘆き、共同親権に理解を示し、共同親権制度をつくるために奔走をしている政治家は除く)。
改めて、日本は議論しない政治風土であり、論争の現場には足を運ばない政治家が日本社会の大半なのだ、と確認する、という残念な結果になりました。
ハンガーストライキ5日目。ヴィンセントさん、心身共に限界が近いのではないか、と心配しています。しかし、多くの賛同者、外国人の友人知人、支持者に囲まれているヴィンセント氏をみて、戦いはまだはじまったばかりだ、とも思いました。
この実子誘拐(拉致・連れ去り)に抗議するハンガーストライキ。日本の歴史に残るアクションです。これからも注目していきます。
私は実子誘拐(拉致・連れ去り)の被害者ではありません。しかし、たまたま日本で多発している、実子誘拐(拉致・連れ去り)の現実を知りました。だから、ヴィンセント氏の抗議に賛同しました。フランス語は出来ません。ヴィンセントさんとも面識はありません。野次馬のひとり、でしょう。自分には直接かかわりがないけれども、重大な問題がある、そのひとつが、共同親権、実子誘拐(拉致・連れ去り)です。
これからも、現場に足を運んで見聞したこと、考えたこと、感じたことを書いていこうと思います。