本日発売の「週刊文春」で、安倍元首相暗殺事件の特集記事が掲載されていたので、コンビニで購入して読んだ。
事件発生から短期間で犯人の半生をたどる記事を仕上げるのはさすが文春。
ただ、この特集は、単独犯だという視点で書かれている。事件発生からまだ1週間。もう少し時間が経過しないと真実は分からない、と思う。
元首相の暗殺である。日本の歴史にのこる大事件。
いろいろな憶測をしたくなるけど、事実を積み上げる報道記事を読んで考えていきたい。
私は20代のときに、統一教会によって洗脳された若者がおこした裁判を傍聴取材したことがある。そのときに、統一教会、マインドコントロールなどについて、手にはいる基本的な書籍はほとんど読んだ。脱洗脳を手がけていた牧師と話したこともある。
統一教会の問題点については大体分かっているつもりだ。
関心がなくなったのは、統一教会で内部分裂がおきたことと、名称が「世界平和統一家庭連合」に変わった時期。ひどい霊感商法の被害は減ったのだろう、と思っていた。
会社員になって営業マンとして街を移動していれば、カルト教団や新興宗教の看板は目につく。
いまもどこかでカルトに騙されている人がいるだろう。しかし、自分の人生には関係がない、と思ってやりすごしてきた。
「週刊文春」を読んで、社会問題がそんなにかんたんに終わるわけがない、と再認識した。
来週発売の「週刊文春」も読む、と思う。
追記。
私の世代だと大学生時代に「統一教会、原理運動には注意しろ」と話題になった。マスメディアも霊感商法の問題点をテレビ、新聞などが報じていた。この十年ほど、そういう報道がめっきり減ったと思う。若い世代はカルトの恐ろしさを知らない人が多いのではないか。図書館にいけば統一教会について書かれた書籍は読める。読んで欲しい。
私がカルトや新興宗教を信じない理由。初対面で「その痣は治ります」と言われる。これが、きわめて失礼。腹が立つので、「いますぐ証拠を見せろ」と即座に反論すると、何も言えなくなるから。