石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

「書くための技術」を整理してみた

『書くための名前のない技術 case3』 読了。

 

良書でした。

 

書くための技術は、人の数だけある。千葉さんの方法は、ネット時代で、常時接続の環境で、モノを書く、という技術としてすごく参考になりました。

詳細は、この書籍を読んでもらうとして、わたしの書く技術についてもまとめてみたくなったので書いてみます。

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手書きの日記、雑記帳を用意。気が向いたときに書いている。何でも書く。

外出時には、ポケットに、1ページごとに切り離し可能な手帳を入れておく。

何か書いたら、それを帰宅したときに雑記帳に糊で貼り付ける。

 

SNSで刺激を受けたことは、Twitterなどでメモ代わりに投稿。

これは、上記の書籍で紹介されたノウハウと同じ。

 

何度も振り返りたくなる事象については、はてなBlogにまとめて投稿する。

 

これらを習慣にしていくと、自分の関心事がはっきりするので、それに関係する書籍を読む。web記事をみつけて、Evernoteに記録する、はてなブックマークする。

 

長文を書くとき。

B5ノートを用意して、喫茶店で、下書きを書く。ボールペンで手書き。思いついたことを、どんどん書いていく。起承転結などは無視。

数日して、この手書きの雑文を、HHKBで文字入力。

赤ボールペンで、手書き文章を修正。キーボード入力と同時に。

ワープロソフトは一太郎を使う。

短文ならば、Googleドキュメント。

 

手書きと、キーボード入力で大事にしていることは「ノリ」。

言葉がするすると湧き出てくるかどうか。

出てこないときは、仕方がない。

しかし、その仕方がないなあ、という心境も書いていく。

なぜ書けないのか。何を気にしているのか。ああでもない、こうでもない、と書いていく。文字にしていくと、モヤモヤした感じが解消されていく。

そして、書く作業に復帰できる。

 

Twitterやfacebookなどで、友人知人とは情報交換しているので、その「ノリ」が、

執筆の助走になっている。

 

長文でしっかり書くときは、潜水する感じ。

これから、息継ぎなしで、一気にどれだけ書けるか。

疲れたら、休憩して、また潜水のように、執筆。

その繰り返しをしていくうちに、なんとなく文字数が増えていく。

 

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以下の書籍「ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論」。

 

 

これも良書。

「書くための名前のない技術 case3」 と併読すると良い、と思う。

 

最近は、この2冊の影響を受けている。

雑多な情報環境の中で、考えをまとめて、長文を書く、というノウハウが整理されている。わたしには参考になった。出来る範囲でノウハウを取り入れている。

 

書きながら再発見したのは、

わたしの場合、長文の執筆作業のなかに、手書きが必要だ、ということ。

手を動かしていると、しょうもないことを書きたくない、という気持ちが前面にでてくる。身体を使うとは、そういうことなのだ、と思う。

そして、HHKB。考えていることをキーボードで文字入力するとき、指先が快感を感じるような快適な道具が必要。指先は、細かい異物を察知できるほどの高性能な器官なので、クオリティの低いキーボードを使っていると、文字入力が面倒臭い、と指先が主張する。そうならないように、良いキーボードを使うべき。ここでいう良いキーボードとは、自分の指先が快適に感じるクオリティをもった道具を意味する。使ってみないと、指先との相性はわからない。

 

HHKB



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