石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

大腸カメラ

1月になって健康診断の結果がでた。大腸から血が出ているという。そこで、初めて、大腸カメラによる精密検査を体験。受診前は「おれもいよいよ大腸がんか。人工肛門とか、抗がん剤治療とかを受けることになるんじゃないか。昔、医療問題の取材をしたので、いまどきのインフォームドコンセントがどうやって進行するのか、体験することになるから、興味はある。髪の毛が抜けたとしても、専門のカツラ会社の社長を2人知っているので、そこから買えばいいし。いまさら、これ以上、容貌が変わってもショックを受けることはないしなー。」などと考えてました。本当に。
もちろん不安はありますが、それなりに自由に生きてきたので、まー、なんとかなるかな、と。突然死んでも、そのときは、そのとき。考えても仕方ないですしね。
ガン患者って、とてつもない数がいますので、実践的な生き方についての情報収集は極めて簡単。なんとかなるだろうな、と。もちろん、がんになれば、会社は解雇されて、無収入になって、極貧になるわけですが、そういう経験についても、先人の経験が腐るほどある。それが、がんの世界ですから。

そう考えていくと、ユニークフェイス、という経験のほうが、未知な部分が大きくて、不安が大きかったですね。
カミングアウトしている人間の数が圧倒的に少ないので、経験値の蓄積がゼロ、に近い。

大腸カメラの検査結果は異常なし。腸内はきれいなものでした。

まだ長生きしそう。

長生きってのは、狙っても実現しません。

運が良ければ長生きできる。

そんなもんじゃないかな。