ヴィンセント氏のハンガーストライキについて上川法務大臣の発言
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ィンセント氏のハンガーストライキについて上川法務大臣の発言露木肇子
法務省:法務大臣閣議後記者会見の概要
令和3年7月13日(火)
別居等に伴う子の養育の在り方に関する質疑について
【記者】
先週東京で
ハンガーストライキを開始したフランス人男性について質問させていただきます。
この男性は3年前から子供に会えない状況で,いろいろな手続をしたのですけれども,やはり
ハンガーストライキが最後の方法であるとの結論に達しました。
離婚していない父親は子どもに会えないだけでなく,子どもが生きているかどうかも分かりません。
フランスの政府や弁護士などは幾つかの手続をしたにもかかわらず,日本の政府に無視されています。
日本は
子どもの権利条約を批准しましたが,十分に守られていないと思われますが,大臣の御意見を聞かせてください。
【大臣】
今の御質問の件でございますが,個別事案ということでございまして,
法務大臣としてコメントをすることについては適当ではないと考えております。
その上で一般論として申し上げるところでございますが,離婚や別居に伴う子の養育の在り方につきましては,現在法制審議会で調査審議が行われているところでございまして,
法務大臣として,充実した調査審議がなされることを期待しているところでございます。
個別事案ということでございますので,私自身そのことについてのコメントは差し控えさせていただきたいと思っております。
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日本の政治は、語らない、議論しない、対話しない、
エビデンスを提示しない、などさまざまな問題がある。上川
法務大臣でも、このような発言しかできないのは残念です。