尊敬するノンフィクションライター、石井光太氏のブログから
http://kotaism.livedoor.biz/archives/51351179.html
本名でやることには不都合も多い。
プライベートで美しい女性に出会って「何をやっているんですの」と尋ねられれば、「いや、インドで四肢のない人と暮らしたりしておりまして」とか「ストリートチルドレンの女の子と一つのベッドで眠った時のことを書いております」と答えるわけにはいかない。ドン引きされ、「狂人に違いない」と思われて、ジ・エンドである。
私も本名で仕事をしてきたので、この苦労は少しわかりますね。
「何を書かれているんですか?」
「顔のことです」
「どういうことですか?」
「自分の顔のこととか、ユニークフェイス問題です」
「・・・・????」
詳細に説明していくうちに、相手はますます「???!!!」という表情になりますね。リアクションができなくなるという感じ。
適当に「医療問題とか」と回答することもあります。
「なんか難しそうですね」という反応になります。
「ちょっと簡単に言えない内容のことを書いています」
と答えたときは、「ポルノ作家」と間違えられました。