以前から過労と過労死には興味をもっています。
『過労自殺』の第一版は、読んだことがあります。
2014年の第二版を図書館で見つけたので、かるい気持ちでかり出しました。
内容はものすごくヘビーになってます。全部を詳細に読み切ると、まちがいなくグッタリする。拾い読みをするだけでも、かなり来ます。過労現場の記述が生々しくて。
全産業で、過労と、過労死が進行していることがよくわかりました。
日本の企業組織の病弊です。
ひとつ、気になった記述。
大手製薬会社で、ひとりの社員が過労自殺するわけですが、その上司は、営業ノルマ達成ができない社員に、こう発言した。
「硫酸で顔を洗ってこい」
ここまでの罵倒表現。私は知りません。