石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

当事者と批判精神、ジャーナリズムについて

日本では、社会の中に「差別があるよ、差別をする人がいるよ」と発言することは、「社会と当事者のあいだの溝ができる」と解釈する人がいる。
社会批判はジャーナリズムの仕事でもある。ジャーナリズムがまともに機能していない日本では、批判する姿勢はつねに誤解される。
ジャーナリズムとは、批判精神のこと。批判精神の発揮は、すべての人間ができること。

 

わたしが語ることで更新される社会 LITALICO研究所OPEN LAB#4 スカラーシップ生レポート|LITALICO研究所|note

 

そうした中、私は2つの問題意識を持っていました。
ひとつはユニークフェイス当事者が直面する差別がメディアで紹介され、社会問題としての認知が高まる一方で、どうすれば「当事者VS社会」という溝を埋められるかということ。もう1つは、SNSの興隆により、発信できる当事者が注目され、当事者のいわゆる凄い部分がフォーカスされると、かえって非当事者に「特別な人たち」という印象を与えるのではないかいうことです。