「東京的日常」(関川夏央・山口文憲/ちくま文庫)を読んだ。90年当時、40歳になったばかりの2人の対談なんだけど、中身は
「文筆生活の現場・貧乏編」でした。まだこの2人は出版界で生き残っているので立派。
この2人と同世代のフリーランスライターの多くは全滅だと思う。
図書館で関川夏央の本をまとめてかり出して、ざっと眼を通しながら原稿。
日本の出版界は不況ではあるが、フリーランスライターを大勢養っているという点では高く評価できる、
文化的背景があるという関川の指摘に頷く。
「エッセイスト」(玉村豊男/中公文庫)を読んだ。40歳前後で過労のため吐血して、
フルタイムのライターから長野での自然食レストラン経営に乗り出していく過程に共感。
「文筆生活の現場」(全共闘世代編)をつくりたくなってきた。