鳥肌がたつほど、よい番組だった。
特集「LGBTQ+、その”公民権運動”の歴史とは?~ ジャーナリスト北丸雄二さんの報告」▼2020年1月22日放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)
仕事の隙間で聴いていた。久しぶりに、鳥肌がたつほど、よい番組だった。
マイノリティの当事者運動の歴史は、一般的にはまだ知られていない。こういう歴史を知ることは、人生最大の喜びの一つである。
著者と語る『LGBTヒストリーブック 絶対に諦めなかった人々の100年の闘い』 北丸雄二氏 2019.12.5
LGBTヒストリーブック 絶対に諦めなかった人々の100年の闘い (PRIDE叢書)
- 作者:ジェローム・ポーレン
- 出版社/メーカー: サウザンブックス社
- 発売日: 2019/12/21
- メディア: 単行本
内容紹介
行政、立法、司法そして直接行動──
これはアメリカ式民主主議の教科書および実践史である。
ストーンウォールの反乱から50年
LGBTの権利回復の運動の歴史
本書『LGBTヒストリーブック絶対に諦めなかった人々の100年の闘い』は、その副題通り、1世紀という長期にわたるLGBTの権利回復に向けた運動の歴史を、子どもたちのためにわかりやすく解説しています。
ピンクの三角形、ラヴェンダー狩り、ストーンウォールの反乱、ハーヴィー・ミルクの暗殺、エイズ危機、ヘイトクライム、数々の裁判、同性婚の実現……。LGBTの権利を求めて闘った100年にわたる歴史は、一進一退を繰り返しながら、一歩ずつ一歩ずつ、時には劇的に、前へ前へと進められていきました。そこには、決して諦めることのなかった、有名無名を問わないたくさんの「ヒーローたち」の活躍がありました。歴史をつくるのは、人なのです。人と人のつながりが、歴史を動かし、未来を切り開いていくのです。
公民権運動の異端児で、最初のゲイの権利団体を組織したマグヌス・ヒルシュフェルト。レズビアンの社交クラブだった「ビリティスの娘たち」という団体を、強力な運動団体に変えたフィリス・ライオンとデル・マーティン。有名なアメリカ最初のトランスジェンダーであるクリスティーン・ジョーゲンセン。そしてサンフランシスコの最初の公選市会議員ハーヴィー・ミルク。さらに、歴史上のLGBTたち、フォン・スチューベン将軍、アラン・チューリング、ジェイン・アダムス、ベイヤード・ラスティン、その他の人々もとりあげています。そして歴史の最後を飾るのは、同性婚を可能にした最高裁の判決です。
ふんだんな個人史とエピソードの数々、貴重なビジュアルを多数収録!
子どもから大人まで学べる1冊です。