石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

コロナウィルス危機の世界のなかで、共同親権に反対する社会運動は、存在感をなくしていくだろう。

共同親権と単独親権の違いについて、さまざまな情報が出るようになった。

単独親権で同居しているシングル親は貧困の中にある可能性が高い、孤立無援、ということが分かってくる。

これは、ひとつのリスクである。

身をまもるための社会資源が少ない当事者は、反社会的勢力やサイコに狙われやすい。

こういう観点でも、単独親権では、社会不安が高くなると思う。

共同親権に反対している人たちは、単独親権のなかで,シングル親を守り切るだけのサービスを提供することは不可能。

子どもを守ることができるのは親。
これが基本。

リスク回避のために親は複数いた方が良い。

国家に対して、シングル親にカネを、という訴えは、コロナウィルス危機でかすんでいくだろう。

全国民がカネを求めているのだから。

共同親権反対を訴える人たちは、根本的に発想を転換しないと、シングル親を貧困に誘導する社会運動と批判されることになる。

 

虚偽DVなどで孤立している当事者は、人間の弱みをカネに変える、反社会的勢力にとってどう見えるのか。

シングル親に、リスクの高い人生を、単独親権という制度は強制する。

多面的に、共同親権の制度によって発生する、構造的な孤立とリスクについて考えた方が良い。

 

虚偽DVで家庭を崩壊させた当事者を支援するために、カウンセラー、宗教関係者などが立ちあがる必要もある。

単独親権制度が、分断と人間不信を導く。

ルビコン川は、渡った後も、引き返せる。

コロナウィルス危機のなかで、孤立していることはハイリスクである。

 

ishiimasa.hateblo.jp