ドキュメンタリー映画『水俣曼荼羅』をアップリンク京都で鑑賞してきました。6時間の長尺のドキュメンタリー映画ですが、あっという間でした。素晴らしい映画でした。上映後に原一男監督のトーク。『水俣曼荼羅』の書籍にもサインをして頂きました。
個人的には、共同親権の国家賠償請求訴訟とダブって観ていました。政府が、水俣病の責任を認めないまま半世紀以上の時間が経過。同じようなことが、共同親権問題でも起きるかもしれない。
あわせて、実名顔だしで、戦う当事者の少なさ。これは日本社会の特徴として、再認識できました。
実名顔だしで、戦う当事者が少ない、という問題は、ユニークフェイス問題とつながっているので、引き続き考えていきます。
「ドキュメンタリー映画は、自分を知るための鏡。みなさんもいろいろ考えて、感じたと思います。それを拡散してください」と原監督からのメッセージでした。
約20年前、私が「ユニークフェイス・ライフ」というユニークフェイス当事者をテーマにした、ドキュメンタリー映画をつくったとき、何かの機会で、原一男監督と会いました。尊敬する人とまた会えて幸せでした。
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国と県が、徹底的に責任から逃げる態度だった。それがすごかった。小池百合子(当時 環境大臣)の態度は、いまも変化無し。
党派と関係が無い「個人」が、国家と戦い続けていく、というのも明解に映像化されていて、腑に落ちました。