#作家になった流れ
というハッシュタグがX(旧Twitter)で拡散されていて、
面白かったので、自分のことについても書いてみた。
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生まれつき顔の半分に大きな赤アザがある。
同じ境遇の当事者(日本人)が書いた本を探した。
ゼロだった。
20歳頃、顔のアザをテーマにした書籍を書く、と決めた。
自費で国内外を取材した。
取材執筆の期間は約10年。
草稿ができたので、7つの出版社に売りこみをした。
そのうち3社(東京2社、京都1社)が前向き回答だった。
「最高の条件を提示した会社から出版したい」と編集者に話した。
京都の出版社に決定。
「顔面漂流記」(かもがわ出版 1999年)を商業出版させてもらった。
作家になった。
数年後に、「顔面バカ一代」と改題して、講談社文庫から刊行された。
その後、2023年、論創社から復刻出版された。
「顔面バカ一代」(原題 顔面漂流記)は、
1999年から、現在に至るまでのロングセラーになった。



