言葉
ながく外見・美醜を巡る議論をみたり聞いたり書いたりしてきました。ここ数年で、ひろく使われるようになった「ルッキズム」という曖昧な言葉に違和感があります。 私は、「ルッキズム」という言葉ではなく、 「外見差別」という日本語を使っていこう、と考…
ひきこもり、って何度も意味が再定義されている。ユニークフェイスも再定義が必要だ。
ユニークフェイスではなくて、「ルッキズムについて専門的に書いてます」と説明すると、私の仕事が伝わりやすい、と感じます。ルッキズムという言葉を積極的に使っていこうと思います。
海外では、ユニークフェイスのことは、facial difference または visible difference と表記されています。日本の当事者がガラパゴスにならないように、できるだけ世界標準の表記を積極的につかっていきます。
ユニークフェイスという言葉は、「個性的な顔」、というよりも、「唯一の顔」「オンリーワンの顔」という意味合いがあることが気に入ってます。そこから転じて、「顔面に疾患外傷などのある普通とは違う顔」、という意味を持たせてます。
ある当事者の顔写真が出て、「見た目問題」という活字が大きくでてくると、「この人の見た目に問題があるよな」、と反応する人はどうしてもでてくる。
「ユニークフェイス」という言葉を 「外見に疾患や外傷などの目立つ症状がある当事者」 の総称として取り扱うと、書きやすい。 さまざまな身体の障害をまとめて 「身体障害者」という総称で簡略化するのと同じ。 ーーー 2024/08/26 改稿 www.youtube.com
日本にはユニークな人たちを差別する文化がある。「ユニークフェイス」という言葉で、それにたいする対抗文化として価値をつくることができる。