石井政之の作業場

作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会

書評

著者として自分の書籍を売る、その方法について

著者として自分の書籍を売る、その方法について 野毛の飲み会で話題になった「著者として自分の書籍を売るためにやるべきこと」 それをまとめてみた。 1)宣伝チラシを作る。 私は、デビュー作の「顔面漂流記』『迷いの身体』『顔とトラウマ』『知っていま…

新聞記者の奮闘を描いた傑作ーー『沈黙の終わり』(堂場瞬一) 

『沈黙の終わり』(堂場瞬一)を読了。 予備知識なし、書店で手に取って気まぐれで買って読み始めたら、おもしろくて一気読みした。

読書メモ『外国人まかせ』

『外国人まかせ」(澤田晃宏 サイゾー)を読了。 「外国人まかせ」。後書きがよかった。取材者から、「ペンをもつ当事者」になる、という気概がすばらしい。当事者ジャーナリストのひとりとして共感した。 有名大卒など高学歴ばかりのメディア業界の中で、高校…

書評 『私がアルビノについて調べて考えて書いた本』 アルビノ当事者の語りを発掘する、当事者の研究者のデビュー作

アルビノという疾患がある。生まれつき色素が欠乏している。白い肌。髪には色素がないので金髪にみえる。2万人に一人の割合が生まれる。希少な人たちだ。マイノリティのなかのマイノリティである。

書評 『円形脱毛症になったら読む本』は、マンガによる当事者ノンフィクションの傑作

書評 円形脱毛症になったら読む本 (小豆だるま著 合同出版) 近年、外見にハンディキャップのある人についての著作が増えている。 見た目問題、容貌障害、ユニークフェイス、その当事者を呼ぶ名称はさまざまだ。 本書は,円形脱毛症,いわゆる「ハゲ」である…

『吃音: 伝えられないもどかしさ』ーー軽く見られる当事者の苦悩を明解に言葉にした当事者ノンフィクションの名作

『吃音: 伝えられないもどかしさ』 SNSで評判だった書籍を、ようやく読むことができた。 どもり、吃音について書かれたノンフィクションだ。書いたのは、吃音の当事者のライター。吃音を理由に日本の会社に就職できないと思った著者は、海外放浪をしながら現…