石井政之の作業場

石井政之  作家、編集者、ユニークフェイス研究、「ユニークフェイス生活史」プロジェクト、ユニークフェイス・オンライン相談、横浜で月1飲み会。---有料マガジンの登録をお願いいたします

政治について雑感

参院選なので、政治のことを考えやすい時期である。

いくつかTwitterで書いたので、整理してみた。

この3年ほど、共同親権の制度化が必要だ、と考えて、その視点で政治を見てきた。

かんたんにまとめると、共同親権に反対しているのは、共産党とフェミニストである。(例外はあるが、そこについては、ここでは触れない)

 

共産党は支持しないけど、選挙戦をみているとしぶとい。一定の支持者がいる。したたかな経営をしているNPO法人みたいだな、と思う。幅広い支持はあつめないが、コアな支持は確保している。高齢者ばかりの支持だけれども。サバイバルのノウハウはもっている。

一定の議席は確保するだろう。

街頭演説をみていると、共産党の支持者は高齢者ばかりである。

頭では、次世代のために、と言うが、支持者は高齢者ばかりなので、政策としては高齢者のための政治に偏るだろう、と見ている。

 

私は、マイノリティと差別については、一般の人よりも考えてきたと思う。

共産党と、フェミニズムの考え方は、社会問題に関する書籍を読んでいれば、だいたい分かる。

だから、共産党やフェミニズムが、その主張はずれている、その反対運動はやり過ぎだ、間違っている、という行動をとると目についてしまう。

どうしてもひとこと言いたくなってしまう。結果として、共産党とフェミニズムに、「とりあえず反対」となる。

私は、「絶対に許せない」「絶対反対」という感覚はほとんどない人間だ。

なので「とりあえずダメ」と考える。

問題点が改善されたら「とりあえず反対」から、「とりあえず賛成」に変えていく。

現実は、理想どおりにはいかない。現実は流動的で、予測不可能なことが多い。だから「とりあえず」という立場で生きている。

その「とりあえず」という生き方は、多くの人が採用しているはずだ。

意識しようが無意識だろうが。

 

子どもがいる親として、戦争はやるべきではない、と思う。

したがって反戦の政治運動には「とりあえず賛成」する。

しかし、軍事では無く、外交で戦争をとめるためには、国際感覚あふれる政治家がそろっていないといけない。

日本の政治家は、町内会の延長のような人間しか出てこない。

地域に愛される人が政治家として選出される。

しかし、それだけだと、戦争をする国家が、攻撃してきたときには、ノーガード、無防備になる。

ウクライナ戦争が長期化することが分かってきた。

新しい東西の戦争状態。

ロシア側か、西側か。

日本は、西側につくと決めた。

戦争について「とりあえず」考えないといけない時代になったわけだ。

「とりあえず戦争反対」から「とりあえず戦争に備えないといけない」に立場が変わった。

すべての日本人が、戦争を考えないといけない時代状況だろう。

面倒臭いけど。

じゃあ、どうするのか。

私自身、しっかり考え抜いたことが無い。とりあえず平和だったから。

戦争を知らない、昭和世代だから。

政治状況を観察しながら、戦争と向き合うことになるだろう。

とりあえず、今日はここまで。