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ishiij's blog

a day of ishii masayuki

子供の誕生日に、一緒にいられないということ

2月に、息子の誕生日を迎えました。しかし、仕事で長期出張のために、誕生日のお祝いに同席することができない。かわりに、電話したり、妻のスマホに動画で、おめでとうメッセージを送ったりしました。 こういうことができるネット技術の普及はありがたい。…

「傷だらけのカミーユ」 読了

新年はじめに選択したのが「傷だらけのカミーユ」(文春文庫)。 帰省から豊橋にもどる新幹線のなかで一気に読了。 内容は、カミーユ三部作、の完結編。刑事カミーユが,また事件に巻き込まれれて、解決するまでのお話。プロットが巧みなので、予備知識なし…

書籍とのつきあい方 メモ

書籍とのつきあい方についてのメモ。 結婚してから、本格的に蔵書の整理をするようになった。 独身時代は書籍と資料に囲まれて生活していたけれども、いまはそういう環境ではなくなった。 時間はかかったけれども、今のほうが快適になっている。 まず、断捨…

『原爆の絵 ナガサキの祈り』(NHK長崎放送局)の迫力

読書メモとして。 『原爆の絵 長崎の祈り』(NHK長崎放送局編)を読んだ。 画集なので、読んだ、というより、見た、といったほうが良いのかもしれない。 刊行年は2002年。 1945年8月9日の被爆から58年の歳月を経て、被爆者にその記憶をたどって…

『ギャングース』がもうすぐ最終回

週刊モーニングで連載されている漫画『ギャングース』の愛読者です。 morning.moae.jp 毎朝のジョギングしていますが、木曜の朝は、これをコンビニで立ち読みするのが、ルーチーン。 今週号では、主人公、神童くんが、いよいよ生命の危機を迎えてます。 全国…

『永山則夫  封印された鑑定記録』は改めて名作

『永山則夫 封印された鑑定記録』を読了。 まえに書いたブログは半分くらい読んでいたときにアップしました。 ishiimasa.hateblo.jp 後半。永山則夫氏の精神不安定さと、それを支えることができない親兄弟の動きをたどる筆致に釘付け。 書籍を読んでいるとき…

ヘイトスピーチと対抗するための行動、という労苦

ノンフィクション作家の 安田浩一さんを中川淳一郎氏がインタビュー。 長文ですが、深く考えさせられる記事です。 abematimes.com 深く頷いたのは、以下の記述でした。 安田:在日社会って一枚岩ではないです。在日コミュニティだって色々あります。一世二世…

『マルドゥック・アノニマス 2』(冲方丁 著)で、ユニークフェイス、という表現が使用されました。

小説家、 冲方丁さんの作品で、ユニークフェイス、という言葉が使用されました。 嬉しい。 普通に使われる「名詞」に近づいたと思いました。 マルドゥック・アノニマス 2 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 冲方丁,寺田克也 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/09…

『永山則夫  封印された鑑定記録』(堀川恵子著)は、幼児虐待被害者が、犯罪者になる背景を知る上で必読のノンフィクション

『永山則夫 封印された鑑定記録』(堀川恵子著)を読んでいます。 永山則夫 封印された鑑定記録 作者: 堀川惠子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/02/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (11件) を見る ノンフィクション作家の堀川恵子さんの…

『精神障害と教会』(向谷地生良 著)から、トラブルの蓄積から得た人間関係の解きほぐし方を学ぶ

精神障害者の自助組織であり、北海道の過疎地域で、事業化に成功した「べてるの家」の関連書籍。 キリスト教に興味が出てきているので、教会と、精神障害の関係を綴ったエッセイ集だろうと思って購入して読み始めました。 エッセイの形を借りてますが、ガチ…

生命保険の普及が、中高年自殺の促進につながったという仮説は検証すべき

生命保険のお金で、家族のために最後の「仕事」をする。それは自殺。この視点は、たしかに注目されてこなかった。これは是非ともNHKスペシャルで報道して欲しい。民放は、生命保険会社のスポンサーがついているので期待はできない。わたしも,生命保険の販売…

『家のない少年たち』(鈴木大介)から、貧困者のサバイバルの現実を知る

『家のない少年たち』読了。 家のない少年たち 親に望まれなかった少年の容赦なきサバイバル 作者: 鈴木大介 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2010/12/17 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 96回 この商品を含むブログ (12件) を見る まえから気にな…

「悲しみのイレーヌ」を読んで、その残虐描写に戸惑いました

ベストセラー小説『悲しみのイレーヌ』を読了。以前に、同じ著者の作品『その女、アレックス』を読んでおり、その小説のクオリティの高さに驚いて、「イレーヌ」も読むことに。 悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3) 作者: ピエール・ルメートル,橘明美 出版…

「深夜食堂」と、アマゾンプライムと晩酌

「深夜食堂」が好きだ。アマゾンのプライム会員になって、いちばん嬉しかったことは、この番組を無料で視聴できたこと。「孤独のグルメ」もいいけれども,私にとって「深夜食堂」のほうがしっくりくる。人間ドラマが盛り込まれている。あと,マスターの顔面…

有斐閣が「排除と差別の社会学」のモニター募集

10月に紹介した書籍 排除と差別の社会学。 ishiimasa.hateblo.jp 有斐閣さんが、モニター募集をはじめました。このブログの読者は、ユニークフェイス問題に興味のある人が多いと思います。この機会に是非。 詳細はここ↓ 法学教室モニター募集|有斐閣 11…

「非モテの品格」(杉田俊介)は、もてない人間のコンプレックスを深く考察しただけでなく、「品格」として構築することに成功した

書評 非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か (集英社新書) 作者: 杉田俊介 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/10/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 『非モテの品格』は、タイトルから中身が想像しにくい書籍である。 内容を一言…

愛知県という恵まれた地域

国勢調査で、2010年と2015年の、市区町村人口を比較した日本地図です。 人口増加率マップ2010-15年|埼玉大学教育学部 谷謙二研究室|2015年国勢調査 圧倒的多数は人口減。その中で、愛知県は、人口減少がほとんどありません。嬉しい半面、愛知県に住んでいる…

友人が出版社を設立しました

友人のフリー編集者のツカダさんが、出版社を設立しました。 つかだま書房 後藤明生という作家の復刻からはじめるようです。 http://www.tsukadama.net/newbooks 2017年4月4日・2冊同時刊行予定! 迷著『挟み撃ち』の著者であり「内向の世代」を代表する小説…

子どもたちに読み聞かせ

子どもたちの寝かしつけ。寝る前に、何か本を読むか、即興でお話をするか。今夜は、息子が小学校から借りてきた「字ばっかりの本」を読むことに。息子は、面白い。娘は、面白くない。と反応は別れました。 不思議でこわ?い都市伝説 作者: 藤田晋一 出版社/メ…

村西とおる監督の評伝 「全裸監督」は、痛快ノンフィクションだった。

読了。書店で立ち読みしてしまいました。約30分。 読み応えがあったので、いつか間違いなく再読すると思います。 天才営業マンであるだけで、人生にとっては恵みとなる。 しかし、この人は、天才ビニール本の版元経営者となる。 やりすぎて刑事事件の被告…

ユニークフェイス関連文献 推薦書 「排除と差別の社会学」(新版)有斐閣

ご恵送いただきました。ありがとうございます。読みながらつらつら考えました。過去を振り返るとユニークフェイス問題にかかわる研究者からの取材協力依頼よりも、メディアからのアプローチのほうが多かったです。 前者が1とすると、後者が100くらいの割…

「密林の語り部」読了

読了。おもしろい作品でした。ユニークフェイスの観点から言うと、書き込みが不足して食い足りない感じ。もっと濃厚に書き込んでも良かった。世界的小説家が、ユニークフェイス当事者の問題を取り上げたことに感謝したいです。ユダヤ人であり、ユニークフェ…

石牟礼道子全集メモ

。声なき声をきいて文章表現にするということでいうと、勉強になる。まったく発語できない胎児性水俣病の若者たちの声を聞き取って書き込んでいる。こういう若者たちと、さまざまな方法でコミュニケーションをする地域の老女たちが登場する。こういう人間の…

「密林の語り部」マリオ・バルガス・リョサ

「密林の語り部」マリオ・バルガス・リョサを読み始めている。何度目かの再読。顔面におおきな血管腫のあるユダヤ人青年が、アマゾンの少数民族の文化に魅せられて、その部族の語り部になっていく、という小説。ユニークフェイス当事者である青年の孤独を丁…

水俣病、でアマゾン検索

水俣病、でアマゾン検索をすると、1158タイトルがひっかかる。約50年で1158タイトル。それでも水俣病問題は解決していない。これをどう考えるか。解決ってなんだろうか。 NHK 100分 de 名著 石牟礼道子 『苦海浄土』 2016年 9月 [雑誌] (N…

TOYOHASHI NONFICTION BOOK CLUB をはじめます

豊橋ノンフィクションブッククラブ。はじめることにしました。ホームページを amebaownd で、さくっと開設。簡単に出来ました。振り返ってみると、20歳くらいからずっとノンフィクション作品を読んできました。でも、ノンフィクションについての読書会はほと…

「長渕剛論」 杉田俊介著

長渕剛論。読んでいます。あの暑苦しい歌い手を、意外な人物が批評している、ということで手に取りました。近所の書店で、まさか在庫はないだろうな、と思って店頭端末検索したら、なんとあるじゃないですか。これは買うしかない。 ---- 読了しました。十数…

読者との出会い

日曜日、豊橋駅前商店街にいたら、若い夫婦(あかちゃんひとりを抱っこ)3人家族が、声をかけてきました。「石井さんですよね。本、読みました。がんばってください」。豊橋にも読者がいたとは・・・。うれしい瞬間でありました。(念のため付記。3人とも…

「ふたり 皇后美智子と石牟礼道子」

「ふたり 皇后美智子と石牟礼道子」を読了。「苦海浄土」を読んで、すぐに手に取りました。予備知識ゼロで読み始めたので、内容にすこし面食った。天皇皇后の二人が、水俣病事件にこれほど興味をもっており,被害者・患者との面談を切望していたこと。これを…

「ふたり 皇后美智子と石牟礼道子」

「ふたり 皇后美智子と石牟礼道子」を読了。「苦海浄土」を読んで、すぐに手に取りました。予備知識ゼロで読み始めたので、内容にすこし面食った。天皇皇后の二人が、水俣病事件にこれほど興味をもっており,被害者・患者との面談を切望していたこと。これを…

苦海浄土 石牟礼道子 

読了。何度か古書店で買っては積ん読だった書籍。熊本地震の報道を気にしつつ、水俣が被災地であることから、読んでみようと近所の書店で新刊購入。 石牟礼道子といえば、物書きの世界では、伝説の文学者である。要介護状態になっても、その発言と動向は注目…

「苦海浄土」 石牟礼道子

読了。何度か古書店で買っては積ん読だった書籍。熊本地震の報道を気にしつつ、水俣が被災地であることから、読んでみようと近所の書店で新刊購入。 石牟礼道子といえば、物書きの世界では、伝説の文学者である。要介護状態になっても、その発言と動向は注目…

「原爆供養塔」堀川恵子著

読了。名作ノンフィクションである。読み通すのに体力を必要とした。ヒロシマ大虐殺の生存者、遺族の語りが圧倒的。定型的になんとなくヒロシマについてわかったような気になっていたけれども、何も知らなかった。 原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年作者: 堀…

ノンフィクションのクラウドファインディング「レポシード」

友人のノンフィクション作家、藤井誠二さんが、クラウドファインディング「レポシード」の仕組みを利用して取材費を調達する社会的実験をスタート。少額ですが投資しました。ノンフィクション冬の時代。微力ですが応援しています。 https://camp-fire.jp/pro…

「教団X」 中村文則著

この春に読了した小説。「教団X」は、のめり込むように読めた。傑作だと思います。中村文則さんの小説は、過去の作品をたどって読むことになりそう。パワフルな作家です。 http://subaru.shueisha.co.jp/books/1501_2.html

『小倉昌男 祈りと経営』(森健 著)

読了。これは傑作ノンフィクション。小倉昌男氏の家族の、心の病が、氏の人生にどんな影響を与えたのかを詳述している。妻が、アルコール依存症であり、その関連で自殺。娘は、境界性パーソナリティ障害。正確な診断がでるまで、精神科病棟の入退院を経験し…

「よだかの片思い」(島本理生著)はユニークフェイス当事者必読の小説

読了。島本さんは、拙著などユニークフェイス関連書籍を読み込んだうえで、この小説を書かれた、とわかりました。(参考文献は明示されていませんが)。顔面をテーマにした青春小説として現代日本の最高傑作のひとつ、と思います。 日経新聞書評がよくまとま…

「あしたから出版社」(島田潤一郎 著)

「あしたから出版社」(島田潤一郎 著)。ひとり出版社の経営者の人生と仕事術を綴った書籍。30歳になっての再就職がこんなに困難であることは思わなかった。私はずっとフリーランスだったので、鈍感だったのかもしれない。ひとり出版社としての門出は。地…

「仕事の手帳」(最相葉月 著)

「仕事の手帳」(最相葉月 著)の仕事術について。最相氏の人生の流転について知ることができたので収穫。一所懸命に原稿を書いていくなかで、ヒット作につながったことがわかる。しかし、この仕事の仕方だと、夫の収入があってこそだと思うけれど、こういう…

「仕事に効く教養としての世界史」(出口治明著)

素人の歴史好きが、これほどの教養を蓄えていることにまずは驚嘆する。 「歴史を見ると、自分の好きな仕事をやって順調に出世するなんて奇跡に近いことです」 という後書きが良かった。まさに人生万事塞翁が馬、である。 キリスト教がどのように生成していっ…

『冷たい手』(水生大海 著)

『冷たい手』(水生大海 著)を読了。鈴木先生の小説講座の卒業生の作品。たいしたことないよな、と思いなから読んでいましたが、高品質だったので、自分の浅はかさを知る機会となりました。欠点をあげたらそれなりにでてきますが、最後までひっばられました…

「努力しないで作家になる方法」(鯨統一郎 著)

「努力しないで作家になる方法」読了。これは小説家志望者にとって必読書。小説家になりたいという男。それを支える妻。投稿をし続ける意志。くじけそうな気持ちのなかにあってそれでも書き続ける。最後には一冊の書籍を商業出版するに至る。この小説家の自…

「キリスト教ハンドブック 改訂版」三省堂

「キリスト教 ハンドブック 改訂版」読了。遠藤周作の文章が秀逸。日本的なキリスト教が必要とされている、という主張には説得力がある。キリスト教のイロハを客観的に知るためのガイドとして良書。 キリスト教ハンドブック 作者: 遠藤周作,佐藤陽二 出版社/…

「はじめて読む聖書」(田川健三ほか)

「はじめて読む聖書」読了。聖書学の専門家である、田川健三氏を知ったことが大収穫。不可知論者であり、神の存在を信じないクリスチャン、という自己定義がとても面白い。氏の著作はこれから追いかけて読んでみたい。聖書という、中東の砂漠で勃興した宗教…

「金ケ崎の四人」(鈴木輝一郎著)

「金ケ崎の四人」読了。信長、秀吉、光秀、家康の4人が、ある合戦で共に闘う、その歴史的事実を、フィクションとして仕上げた秀作。ふだんは戦国時代小説をまったく読まないのだが、事情があって読んでみて、大いに刺激をうけた。やはり、良質な小説はジャン…

「ライフストーリー研究に何ができるか」(桜井厚・石川良子 著)

「ライフストーリー研究に何ができるか」読了。ライフストーリー研究の専門家,桜井厚氏の定年退官記念として編まれている。読み進めて思ったのは、ここのマイノリティ研究のインタビューの蓄積が薄いのに、方法論について細かい議論をしている点である。良…

「売れる作家の全技術」(大沢在昌著)

「売れる作家の全技術」(大沢在昌著)再読。2年ほど前に購入した本の再読。鈴木輝一郎著の「なにがなんでも・・・」シリーズを読んで、さらに小説創作ノウハウを確認したくなって再読。無我夢中、楽しく書く、自分を信じて書く、という精神論と、ストーリ…

「何がなんでも新人賞 獲らせます!」(鈴木輝一郎著)

「何がなんでも新人賞 獲らせます!」読了。このシリーズ、全部読んでしまった。小説をめぐる人間ドラマ、創作の方法論が、鈴木輝一郎節になっており、リズミカルに読むことができる。エッセイと方法論がうまくブレンドされている。小説家志望者だけでなく、…

「原発事故20年 チェルノブイリの現在」(ミッティカ著)柏書房

「原発事故20年 チェルノブイリの現在」(ミッティカ著)を読了。著者は歯科医として働くかたわら、長期にわたってドキュメンタリー写真を撮影している。チェルノブイリだけでなくフクシマも撮影している。この写真集はチェルノブイリをテーマとしているが…

「韓国とキリスト教」(浅見雅一 安延苑 著)

「韓国とキリスト教」(浅見雅一 安延苑 著)読了。韓国に行って、キリスト教の教会の大きさ、多さを見たため、韓国におけるキリスト教の歴史に興味をもったため手に取った。儒教、仏教の土壌のなかで、なぜキリスト教が普及していったのかを確認できた。多…