ishiij's blog

a day of ishii masayuki

book

書評 『路地の子』上原善広著

書店で、あとがきを立ち読みして、すぐにレジに向かった。 著者の上原善広は、1973年うまれのノンフィクション作家。あとがきで、20歳で学生結婚をして、卒業した年に娘が産まれた、そのあとに単身アメリカに飛んで、いろいろあって、離婚。子どもは4…

書評 『フェイクニュースの見分け方』 (烏賀陽弘道著 新潮社)

フリーランス・ジャーナリスト、烏賀陽弘道(うがや・ひろみち)さんの最新刊。彼の著作はほとんどすべてを読んできた。ジャーナリストという仕事にプライドをもつ職人だと私は思っている。今回の著作のタイトルを見て、流行語としての「フェイクニュース」…

法律を勉強することはノンフィクションを読むことと似ている

仕事で必要な資格試験の勉強(きわめて実務的、実用的な資格)をしているのですが、それだけだといまひとつ気持ちが入らないので、もっと深く法律の本でも読んでみるか、と思って、司法試験の教科書を買ってみました。 読んでみてびっくり。ほとんどノンフィ…

自分の強みを100個 書き出してみる

ひとりビジネスをされている税理士の井ノ上陽一さんのブログを読み、興味を持って、いくつか書籍も購入して読んできました。そのなかで、自分の強みを100個、書きだしてみる、というのがあります。 www.ex-it-blog.com 自分もやってみようと思いたち、キーボ…

丸山健二氏の全集企画がとほうもないスケール

作家、丸山健二先生の全集企画のスケールが大きい。 完本 丸山健二全集の特色 【詳 細】タイトル 完本 丸山健二全集著者 丸山健二判型 46判(131mm×188mm)体裁 上製本・函入・箔押し頁数 350~650頁(大凡)定価 各5,500~7,000円(予価・税別)巻数 10…

同時進行でゆっくり複数の書籍を読みふける

読書が好き。 最近は、資格取得の勉強にも興味が出てきました。 仕事と家庭生活の隙間時間に、ちょこっとずつ読み進めています。 まとまった時間をつくって、いっきに読了する、という生活は不可能になってますから。 そういうときに、先日、紹介した勉強ア…

資格取得そのものを仕事にしている人

資格マニアと自称している鈴木秀明さん、という人を初めて知りました。 資格を取得することは、どれくらい意味があり、また、意味がないのか。考えるために検索していたら発見。 shikakuroad.jp 年間、約50の資格取得すること目標に活動して、いまは500を超…

書籍は Honya clubで

本サイトでは、アマゾンリンクをしていますが、個人的には、書籍は Honya club で買うようにしてます。 www.honyaclub.com amazonは、レアなモノを買うときだけに活用。 家電は、地元の家電屋で。 専門的なモノは、専門店で。 Amazonは便利なんですが、最近…

友人が「親に虐待された100人の手紙本」の出版を計画している

私の友人、今一生さんが「親に虐待された100人の手紙本」の出版を計画している。 微力ではありますが、宣伝協力です。 conisshow.hatenablog.com

絵本を朗読する

娘が私のために絵本を朗読するようになってきた。これまでは妻か私が子どもたちに朗読してきたけど、娘から朗読する流れに。成長したなー。 娘が選んだのは、「くらやみ こわいよ」。しぶい選書ですな。 くらやみ こわいよ 作者: レモニースニケット,ジョン…

メモ 『40歳からの人生を変える心の荷物を手放す技術 』(藤井誠二 名越康文)

断捨離で手放そうとしている書籍。再読したら、やはり良書でした。 『心の荷物を手放す』(藤井誠二 名越康文) 気になる箇所のメモ。 「心」と「精神」の違いについて。 名越氏は、自分だけの定義として、この二つを別にして考えている、という。 「心」は…

障害学研究など

我が家は、何度か目の断捨離を断行中になっております。そういうなかで、捨てられない書籍が、かなり出てきました。 その一つが障害学研究。学術書の一種。数年前に、エッセイの選考委員をやっていたので、いくつか自宅に送られてきたんですね。読み始めると…

人は、死、という離陸を待っている存在である 『離陸』絲山秋子著 

絲山秋子さんの著作は、前から気になっていました。良書が多いということだけでなく、ご本人が心の病気をきっかけに会社員を辞めて、執筆活動に入ったこと。芥川賞を受賞してからも、その病気を隠すことなく仕事を続けていること。面白い人だな、立派な人だ…

「ルポ 希望の人びと」(生井久美子著)で、メメントモリ

著者の生井さんからご恵送いただきました。認知症当事者を取材したルポルタージュ。丁寧に当事者の声を文字化されている。これで、認知症になっても、大丈夫,という心構えをすることができるかもしれない。超高齢社会は認知症大国ということなので、明日は…

福島第1原発事故の続報のためのクラウドファインディング

友人の烏賀陽弘道さんが、福島第1原発事故の続報のためのクラウドファインディングをやっています。関心のある人は、是非、ご協力をお願いします。 福島第一原発 メルトダウンまでの50年――事故調査委員会も報道も素通りした未解明問題 作者: 烏賀陽弘道 出版…

「ジロジロ見ないで」から「顔ニモマケズ」へ 

話題の書籍「顔ニモマケズ」を読み始めました。読みながら思い出したのが、「ジロジロ見ないで」という写真文で構成された書籍。どちらの書籍も、ユニークフェイス当事者が9人。インタビューと、写真で構成されています。比較することで、時代の変化を感じ取…

漫画「響」、最高に面白い!

ひさしぶりに夢中になって読みました。「響」、サイコーに面白い 響?小説家になる方法?(6) (ビッグコミックス) 作者: 柳本光晴 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/04/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る

子供の誕生日に、一緒にいられないということ

2月に、息子の誕生日を迎えました。しかし、仕事で長期出張のために、誕生日のお祝いに同席することができない。かわりに、電話したり、妻のスマホに動画で、おめでとうメッセージを送ったりしました。 こういうことができるネット技術の普及はありがたい。…

「傷だらけのカミーユ」 読了

新年はじめに選択したのが「傷だらけのカミーユ」(文春文庫)。 帰省から豊橋にもどる新幹線のなかで一気に読了。 内容は、カミーユ三部作、の完結編。刑事カミーユが,また事件に巻き込まれれて、解決するまでのお話。プロットが巧みなので、予備知識なし…

書籍とのつきあい方 メモ

書籍とのつきあい方についてのメモ。 結婚してから、本格的に蔵書の整理をするようになった。 独身時代は書籍と資料に囲まれて生活していたけれども、いまはそういう環境ではなくなった。 時間はかかったけれども、今のほうが快適になっている。 まず、断捨…

『原爆の絵 ナガサキの祈り』(NHK長崎放送局)の迫力

読書メモとして。 『原爆の絵 長崎の祈り』(NHK長崎放送局編)を読んだ。 画集なので、読んだ、というより、見た、といったほうが良いのかもしれない。 刊行年は2002年。 1945年8月9日の被爆から58年の歳月を経て、被爆者にその記憶をたどって…

『ギャングース』がもうすぐ最終回

週刊モーニングで連載されている漫画『ギャングース』の愛読者です。 morning.moae.jp 毎朝のジョギングしていますが、木曜の朝は、これをコンビニで立ち読みするのが、ルーチーン。 今週号では、主人公、神童くんが、いよいよ生命の危機を迎えてます。 全国…

『永山則夫  封印された鑑定記録』は改めて名作

『永山則夫 封印された鑑定記録』を読了。 まえに書いたブログは半分くらい読んでいたときにアップしました。 ishiimasa.hateblo.jp 後半。永山則夫氏の精神不安定さと、それを支えることができない親兄弟の動きをたどる筆致に釘付け。 書籍を読んでいるとき…

ヘイトスピーチと対抗するための行動、という労苦

ノンフィクション作家の 安田浩一さんを中川淳一郎氏がインタビュー。 長文ですが、深く考えさせられる記事です。 abematimes.com 深く頷いたのは、以下の記述でした。 安田:在日社会って一枚岩ではないです。在日コミュニティだって色々あります。一世二世…

『マルドゥック・アノニマス 2』(冲方丁 著)で、ユニークフェイス、という表現が使用されました。

小説家、 冲方丁さんの作品で、ユニークフェイス、という言葉が使用されました。 嬉しい。 普通に使われる「名詞」に近づいたと思いました。 マルドゥック・アノニマス 2 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 冲方丁,寺田克也 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/09…

『永山則夫  封印された鑑定記録』(堀川恵子著)は、幼児虐待被害者が、犯罪者になる背景を知る上で必読のノンフィクション

『永山則夫 封印された鑑定記録』(堀川恵子著)を読んでいます。 永山則夫 封印された鑑定記録 作者: 堀川惠子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/02/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (11件) を見る ノンフィクション作家の堀川恵子さんの…

『精神障害と教会』(向谷地生良 著)から、トラブルの蓄積から得た人間関係の解きほぐし方を学ぶ

精神障害者の自助組織であり、北海道の過疎地域で、事業化に成功した「べてるの家」の関連書籍。 キリスト教に興味が出てきているので、教会と、精神障害の関係を綴ったエッセイ集だろうと思って購入して読み始めました。 エッセイの形を借りてますが、ガチ…

生命保険の普及が、中高年自殺の促進につながったという仮説は検証すべき

生命保険のお金で、家族のために最後の「仕事」をする。それは自殺。この視点は、たしかに注目されてこなかった。これは是非ともNHKスペシャルで報道して欲しい。民放は、生命保険会社のスポンサーがついているので期待はできない。わたしも,生命保険の販売…

『家のない少年たち』(鈴木大介)から、貧困者のサバイバルの現実を知る

『家のない少年たち』読了。 家のない少年たち 親に望まれなかった少年の容赦なきサバイバル 作者: 鈴木大介 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2010/12/17 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 96回 この商品を含むブログ (12件) を見る まえから気にな…

「悲しみのイレーヌ」を読んで、その残虐描写に戸惑いました

ベストセラー小説『悲しみのイレーヌ』を読了。以前に、同じ著者の作品『その女、アレックス』を読んでおり、その小説のクオリティの高さに驚いて、「イレーヌ」も読むことに。 悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3) 作者: ピエール・ルメートル,橘明美 出版…

「深夜食堂」と、アマゾンプライムと晩酌

「深夜食堂」が好きだ。アマゾンのプライム会員になって、いちばん嬉しかったことは、この番組を無料で視聴できたこと。「孤独のグルメ」もいいけれども,私にとって「深夜食堂」のほうがしっくりくる。人間ドラマが盛り込まれている。あと,マスターの顔面…

有斐閣が「排除と差別の社会学」のモニター募集

10月に紹介した書籍 排除と差別の社会学。 ishiimasa.hateblo.jp 有斐閣さんが、モニター募集をはじめました。このブログの読者は、ユニークフェイス問題に興味のある人が多いと思います。この機会に是非。 詳細はここ↓ 法学教室モニター募集|有斐閣 11…

「非モテの品格」(杉田俊介)は、もてない人間のコンプレックスを深く考察しただけでなく、「品格」として構築することに成功した

書評 非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か (集英社新書) 作者: 杉田俊介 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/10/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 『非モテの品格』は、タイトルから中身が想像しにくい書籍である。 内容を一言…

愛知県という恵まれた地域

国勢調査で、2010年と2015年の、市区町村人口を比較した日本地図です。 人口増加率マップ2010-15年|埼玉大学教育学部 谷謙二研究室|2015年国勢調査 圧倒的多数は人口減。その中で、愛知県は、人口減少がほとんどありません。嬉しい半面、愛知県に住んでいる…

友人が出版社を設立しました

友人のフリー編集者のツカダさんが、出版社を設立しました。 つかだま書房 後藤明生という作家の復刻からはじめるようです。 http://www.tsukadama.net/newbooks 2017年4月4日・2冊同時刊行予定! 迷著『挟み撃ち』の著者であり「内向の世代」を代表する小説…

子どもたちに読み聞かせ

子どもたちの寝かしつけ。寝る前に、何か本を読むか、即興でお話をするか。今夜は、息子が小学校から借りてきた「字ばっかりの本」を読むことに。息子は、面白い。娘は、面白くない。と反応は別れました。 不思議でこわ?い都市伝説 作者: 藤田晋一 出版社/メ…

村西とおる監督の評伝 「全裸監督」は、痛快ノンフィクションだった。

読了。書店で立ち読みしてしまいました。約30分。 読み応えがあったので、いつか間違いなく再読すると思います。 天才営業マンであるだけで、人生にとっては恵みとなる。 しかし、この人は、天才ビニール本の版元経営者となる。 やりすぎて刑事事件の被告…

ユニークフェイス関連文献 推薦書 「排除と差別の社会学」(新版)有斐閣

ご恵送いただきました。ありがとうございます。読みながらつらつら考えました。過去を振り返るとユニークフェイス問題にかかわる研究者からの取材協力依頼よりも、メディアからのアプローチのほうが多かったです。 前者が1とすると、後者が100くらいの割…

「密林の語り部」読了

読了。おもしろい作品でした。ユニークフェイスの観点から言うと、書き込みが不足して食い足りない感じ。もっと濃厚に書き込んでも良かった。世界的小説家が、ユニークフェイス当事者の問題を取り上げたことに感謝したいです。ユダヤ人であり、ユニークフェ…

石牟礼道子全集メモ

。声なき声をきいて文章表現にするということでいうと、勉強になる。まったく発語できない胎児性水俣病の若者たちの声を聞き取って書き込んでいる。こういう若者たちと、さまざまな方法でコミュニケーションをする地域の老女たちが登場する。こういう人間の…

「密林の語り部」マリオ・バルガス・リョサ

「密林の語り部」マリオ・バルガス・リョサを読み始めている。何度目かの再読。顔面におおきな血管腫のあるユダヤ人青年が、アマゾンの少数民族の文化に魅せられて、その部族の語り部になっていく、という小説。ユニークフェイス当事者である青年の孤独を丁…

水俣病、でアマゾン検索

水俣病、でアマゾン検索をすると、1158タイトルがひっかかる。約50年で1158タイトル。それでも水俣病問題は解決していない。これをどう考えるか。解決ってなんだろうか。 NHK 100分 de 名著 石牟礼道子 『苦海浄土』 2016年 9月 [雑誌] (N…

TOYOHASHI NONFICTION BOOK CLUB をはじめます

豊橋ノンフィクションブッククラブ。はじめることにしました。ホームページを amebaownd で、さくっと開設。簡単に出来ました。振り返ってみると、20歳くらいからずっとノンフィクション作品を読んできました。でも、ノンフィクションについての読書会はほと…

「長渕剛論」 杉田俊介著

長渕剛論。読んでいます。あの暑苦しい歌い手を、意外な人物が批評している、ということで手に取りました。近所の書店で、まさか在庫はないだろうな、と思って店頭端末検索したら、なんとあるじゃないですか。これは買うしかない。 ---- 読了しました。十数…

読者との出会い

日曜日、豊橋駅前商店街にいたら、若い夫婦(あかちゃんひとりを抱っこ)3人家族が、声をかけてきました。「石井さんですよね。本、読みました。がんばってください」。豊橋にも読者がいたとは・・・。うれしい瞬間でありました。(念のため付記。3人とも…

「ふたり 皇后美智子と石牟礼道子」

「ふたり 皇后美智子と石牟礼道子」を読了。「苦海浄土」を読んで、すぐに手に取りました。予備知識ゼロで読み始めたので、内容にすこし面食った。天皇皇后の二人が、水俣病事件にこれほど興味をもっており,被害者・患者との面談を切望していたこと。これを…

「ふたり 皇后美智子と石牟礼道子」

「ふたり 皇后美智子と石牟礼道子」を読了。「苦海浄土」を読んで、すぐに手に取りました。予備知識ゼロで読み始めたので、内容にすこし面食った。天皇皇后の二人が、水俣病事件にこれほど興味をもっており,被害者・患者との面談を切望していたこと。これを…

苦海浄土 石牟礼道子 

読了。何度か古書店で買っては積ん読だった書籍。熊本地震の報道を気にしつつ、水俣が被災地であることから、読んでみようと近所の書店で新刊購入。 石牟礼道子といえば、物書きの世界では、伝説の文学者である。要介護状態になっても、その発言と動向は注目…

「苦海浄土」 石牟礼道子

読了。何度か古書店で買っては積ん読だった書籍。熊本地震の報道を気にしつつ、水俣が被災地であることから、読んでみようと近所の書店で新刊購入。 石牟礼道子といえば、物書きの世界では、伝説の文学者である。要介護状態になっても、その発言と動向は注目…

「原爆供養塔」堀川恵子著

読了。名作ノンフィクションである。読み通すのに体力を必要とした。ヒロシマ大虐殺の生存者、遺族の語りが圧倒的。定型的になんとなくヒロシマについてわかったような気になっていたけれども、何も知らなかった。 原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年作者: 堀…